資材の高騰や円安が影響し、新築マンションの価格が高騰していますが、東京都内では新築マンションの価格はどのようになっているのでしょうか。株式会社LIFULL（東京都千代田区）が運営する不動産・住宅情報サービス『LIFULL HOME'S』は、東京23区で分譲された新築マンションを行政区単位で集計した「東京23区の新築マンション平均価格ランキング」を発表しました。その結果、新築マンションの平均価格が最も高い区は、「港区」（約3.60億円）だったそうです。
調査は、東京23区で分譲された新築マンションを対象として、2022年1～5月および23年1～5月の集計結果を比較し、対前期比を算出。なお、専有面積30平米未満の住戸および平均専有面積が30平米未満の分譲期は除外されています。
調査によると、「東京23区の新築マンション平均価格ランキング」は、1位「港区」（約3.60億円）、2位「千代田区」（約2.26億円）、3位「新宿区」（約2.08億円）がTOP3となりました。
なお、1位の「港区」は平均専有面積が167.25平米と他の区に比べて広いことから、平均平米単価の1位は「千代田区」（267万円／平米）となっています。また、平米単価の前期比では、3位の「新宿区」（＋55.2%）が最高の伸び率となりました。
以下、4位「目黒区」（約1.34億円）、5位「中央区」（約1.32億円）、6位「文京区」（約1.20億円）、7位「世田谷区」（約1.19億円）、8位「品川区」（約1.13億円）、9位「渋谷区」（約1.07億円）、10位「江戸川区」（約1.02億円）がTOP10圏内となっています。
11位以下では、平均価格が1億円を下回り、価格が安い順に「墨田区」（4813万円）、「足立区」（4874万円）、「台東区」（5506万円）、「荒川区」（6070万円）という結果になりました。
また、最も平均平米単価が安い行政区は「足立区」（86.3万円／平米）、次いで「葛飾区」（91.3万円）、「荒川区」（99.5万円）が続いています。
ランキングを集計した結果、東京23区の新築マンション平均価格は「1億943万円」、平均平米単価は「151.6万円」となりました。また、23区のうち18区で平米単価の対前期比が100％を超えていたそうです。
