「日本語だけふにゃふにゃ」フランスで見かけた薬局の看板、ゆるすぎる漢字フォントに在仏日本人が思わずツッコミ「なんなん?その字体」

門倉 早希 門倉 早希

ある日本人がフランスのドラッグストアで見かけた看板。英語やドイツ語、イタリア語など複数の言語でドラッグストアであることが記されており、日本人向けにも漢字で「薬局」と表記されています。

しかしよく見ると、日本語のフォントだけがなぜか手描き風でのんびりとした字体です。力が抜けるような「薬局」の文字に、見かけた人は「なんなん?その字体」と思わずツッコミをいれつつ、ツイッターに投稿。ツイートには16.2万いいねがつき、大きな反響を呼びました。

投稿者は在仏2年目のまー(@mfmfmfmf__M)さんです。まーさんにお話を聞きました。

ヨーロッパの言語に紛れる日本語「嬉しいばかり」

まーさんによると、写真の店舗はよくあるドラッグストアで、フランス南部の都市・ニームにある店舗だといいます。看板では親切にフランス語を含めた7言語でドラッグストアであることを示しており、まーさんは「様々な言語で薬局を示す看板は初めて見ました」と語ります。

7言語のなかで唯一アルファベット表記でないからか、異彩を放つ日本語の「薬局」フォント。「(このような日本語のフォントは)初めて見ましたが、フランスは漫画やアニメなどの影響で親日であるためか、日本語表記もたまに目にします。その時に『ん?』というフォントもありますね…」と語るまーさん。その一方で、ヨーロッパの言語のなかに日本語が追加されていることは「嬉しいばかりです」と在仏日本人として喜びを明かします。

力の抜ける「薬局」の写真には16万いいねを超えるいいねがつき、「どこから持ってきたんだそのフォント(笑)」「日本語だけふにゃふにゃだ」「日本語フォントがないときに誰かが手書きした文字を使っているのかも」と様々な声が投稿されています。

反響を受けて、投稿者のまーさんは「ただただびっくりしています。しかし博識な方が他国の語源を教えてくださったり私も勉強になりました。皆様がクスッとして下さり幸いです」と語ってくれました。

まーさんはツイッターでフランスでの日常を綴っています。最後に、まーさんから見てフランスがどんな国か、魅力を教えてもらいました

「フランスはパリのイメージが強いと思いますが、世界遺産の数も多く、そして実は農業大国で自然が沢山あり、気持ちよく過ごす事ができる国です。ただデモや暴動などもありますので常に情報アンテナを張り危険な場所には行かないなど自分で自分の行動に責任を持ち生活する必要があります。

私は南西フランス在住です。地域にもよると思いますがとにかく街の人が優しいのが好きな所です。声をかけてくれたり、手伝ってくれたり心温まるシーンが多いです。日本好きなんだ!と言ってくれる方もいらっしゃり嬉しくなります。あと言わずもがなワインとご飯が美味しいのも魅力の一つです」

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