犬を散歩させていると、道行く人からよく声をかけられます。この日、10歳になるコーギー犬の男の子、ノエルくんと散歩中だった飼い主、つじかじつ(@kajitsu721)さんも、楽しそうにはしゃぐ小学生の男の子たちに声をかけられました。
「お散歩で小学生の子に、『ワンちゃん何歳?』って聞かれたので、『10歳だよ』と言ったら、『年上や!年上!』と走り去って行きました」
つじかじつさんがツイートした小学生たちの予想外の反応について、リプ欄には楽しい声が殺到しました。
「可愛いから年下と思ったら、まさかの年上!逃げろ」
「年長者を敬わねばね」
「犬『おう、パイセンって呼べや。あと給食の残り持ってへんか?ジャンプしてみろや』」
楽しいリプライに対して、「何も走って逃げなくても」「すごい早さで走って行きましたわ」と、ユーモアたっぷりに返信していたつじかじつさん。ツイートの状況について詳しく伺いました。
逃げちゃうなんて可愛い
ーーこんな可愛いわんちゃんの方が年上!という事実に驚いたのでしょうか(笑)。
「小学低学年の子でも年齢差の関係とか気にしているんだ…というか、わんこであるノエルを対等に見てくれていて、しかも年上と聞いて驚いて逃げちゃう辺りが可愛いな、と思いました」
ーー小学生はどんな状況で声をかけてきたのですか?
「クンクンしながらマイペースにお散歩していたノエルに、4~5人でじゃれながら歩いていた小学2年生くらいの男の子たちが、『わんちゃんだ』『かわいい』と言いながら近づいて来て、ノエルを囲みました。『なでていい?』と聞かれたので、『いいよ』と言ったのですが、子供たちにとって13kg弱あるノエルは大きな犬なので、なでられずにすくんでいました。
そんな時、『わんちゃん何歳?』と聞かれ、『10歳だよ』と応えると、驚いたように大きな声で、『年上や!年上!』と言い、急に猛ダッシュで通学路を突き進んで行きました。お友だちもつられるように、ランドセルを鳴らして走り去ってしまい、残された私もノエルもポカーン……と」
愛犬は無類の「〇〇好き」→「飼い主は気まずいです…」
ーー今回のように、お散歩中はよく声をかけられますか?
「お散歩コースが小中学校の通学路なので、お子さんから声かけてもらったり、なでてもらうことは結構あります。『何犬?』『何で尻尾がないの?』『なんて名前なの?』など、お子さんはわりと気軽に話しかけてきてくれます。
ただ、ノエル自身は無類の女性好きでして(笑)。女性が1人で歩いていると、顔をガン見し、『なでて!』とアプローチしたり、後ろから女性が歩いてくるのが見えると、立ち止まって待ち伏せし、一緒に歩こうとします。通学路で交通安全の旗を持って立っているお母さんの前で座り込み、どうにかしてなでてもらおうとして困らせたりします。運良くなでてもらえるといいのですが、私はとても気まずいです(苦笑)」
ーーなんと(笑)。ノエルくんはお散歩が好き?
「あまり好きじゃないんです。朝は『お散歩行くよ!』と言っても起きないので、抱っこでなんとか外に連れ出します。お散歩が始まればゆっくりクンクンしながら歩くので、行くのが面倒なだけかもしれません(笑)」
◇ ◇
目の前の可愛いわんちゃんが自分たちよりも人生の先輩だと知り、ダッシュで逃げ去った男子小学生たち。可愛いパイセンを驚かせないように、今度は上手になでなでできるといいですね。