「ちょっとずるいです」みたらし団子のパズル 可愛いイラストに「ん?」わかればスッキリ

太田 浩子 太田 浩子

 みたらし団子が、トレイに乗ってならんでいます。一番上のトレイには右側に「ムシ」、2段目のトレイの左には「ナミ」があり、団子の真ん中は抜けていて、右側に「エ」と書いてあります。

 「みたらしパズル」とタイトルの書かれたこのシンプルで可愛らしいパズルに、Twitterで6万「いいね」が集まりました。

 なになに?と見ていくと、はは〜ん、みたらしだから「だんご」がヒントなんだなと、わりとすぐわかるのですが、一番下のトレイを見るとルールが当てはまりません。

 リプライには、「すみません、ちょっとずるいです…」とあり、さらに「ヒント:最後だけちょっと違う」とあります。

「みたらしじゃないのが混ざってる!?」
「天才的✨」
「全部美味しいね(っ˘ڡ˘ς)」
「俺分かんなかったけど小4の息子氏が秒で気づいて尊敬した」
「すらすら解けていき『簡単すぎる』って思ったら最後で『うん……?』ってなりました
それでも2分くらいでスッキリ解けたので凄く気持ちいい難易度でした」
「ザコシショウしか考えられなくて沼った」

みなさん、悩みつつも最後はスッキリ!された模様。パズルをつくった「たつなみ(@qrostar)」さんにお話を聞きました。

──実は、私はなかなか正解がわからなくて…。いつもちょっとずるいパズルにしているのですか?

 はい、そうです! シンプルなイラストを使いながら、ずるさをテーマに問題を作っています。ずるくても、わかったときにはスッキリするように、というのを意識しています。

──たしかに、ほかの問題も、ちょっとずるくてわかるとスッキリでした。いつからこのようなパズルをつくるように?

 このようなパズルは、3年前くらいから作っています。そのころに受け取った知り合いの名刺にクイズが載っていて、それを見て自分でも作ってみたくなったのが始まりです。実は最初のころはあまりずるくない問題もあったのですが、投稿していくうちに、どんどんずるさを意識するようになりました。

──名刺にクイズというのも面白いですね。3年前から続けられているっていうのもすごいと思うのですが、どうやって問題を思いつくのですか?

 クイズのアイデアは、寝起きや散歩をしているときに思いつきやすいです。目に入った文字や言葉を元にして、それをバラバラに分解してみたり、回転させてみたり、関係する言葉を思い浮かべながら、問題を考えます。あまり思いつかない時は、ノートにたくさん文字や絵を描いたりしてアイデアを練ります。

──継続するのはご苦労がありそうです。現在は不定期に問題をツイートされているのですか?

 はい、投稿は以前は毎週だったのですが、最近は仕事が忙しくなってしまって、不定期になっています。

 ◇ ◇

 「ちょっとずるい」は共通ですが、パズルのほかにクロスワードやしりとり迷路なども、たつなみさんはTwitterに投稿されています。最初はそのまま考えて、わからなかったらリプ欄のユーザーから寄せられたヒントを見て考えると楽しいです。

「クイズを見ていただいている方、ありがとうございます…!楽しんでいただけてたら幸いです。これからも、問題の制作をがんばります」(たつなみさん)

 子どもとのお出かけや、ちょっとした気分転換にパラパラめくれる書籍も販売されています。

■「少しずるいパズル」(書籍) https://zurui.jp

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