「田んぼの持ち主様へ カエルの声が心地よく、毎日癒されています」。農家への感謝を伝える貼り紙がTwitterに投稿されました。
しかし、カエルの貼り紙といえば、「鳴き声による騒音に毎年悩まされています」「鳴き声が煩（うるさ）くて眠ることができず非常に苦痛です」と騒音扱いする抗議のメッセージが話題になったばかりです。なぜ抗議ではなく、感謝の貼り紙を作ったのでしょう。感謝の投稿をしたキャンプ愛好家のmado（@mado_pino）さんに聞きました。
感謝の貼り紙は抗議メッセージを加工したもの
5月下旬、いもっちさんというTwitterユーザーが道ばたで見つけた抗議の貼り紙には「鳴き声が煩（うるさ）くて眠ることができず非常に苦痛です」などと田んぼの所有者に対応を求めていました。
一方、madoさんが作った感謝の投稿では「夏の訪れと、生命の息吹を感じながら、毎晩ぐっすり眠らせて頂いております」「今年も素晴らしいお米が実るよう、陰ながら応援させて頂きます。 近隣キャンパーより」とつづられています。
ーー感謝の貼り紙を作った理由を教えてください。どこかに実際に掲示されたのでしょうか？
「貼り紙の内容は、いもっちさんの元画像を加工して作ったコラージュ画像です。
いもっちさんのツイートがたまたま流れてきた時に、ちょうど目の前に大量のカエルが鳴いている状況だったので、そのままの感謝の気持ちをスマホで遊びで作って、投稿してしまいました。
（作ったコラージュ画像は、いもっちさんへ『元画像を使わせて頂きました』旨の連絡をさせて頂き、『好きに使ってもOK』との暖かいお返事を頂いております）」
madoさんは抗議の貼り紙を感謝の貼り紙に加工した時、まさにカエルの鳴き声を聞きながらキャンプ中でした。
「場所はキャンプ場ではなく、近くの河川敷広場でした。もちろん管理している所に問い合わせをして、キャンプもOKとの確認を取らせて頂いてます」
ーーカエルの鳴き声は騒音でしょうか、それとも快眠を誘うBGMなのでしょうか。
「元画像の貼り紙を作った方は、わざわざラミネートして制作しているので、きっと思うところがあったのだと思います。ですが、音を不快に思うか心地よく思うかは気持ち一つで変わると思います」
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賛否両論を巻き起こした「カエル鳴き声抗議貼り紙」に、感謝の貼り紙で応えたmadoさん。粋なコラージュ画像にTwitter上では「ステキ！」「よく言ってくれました」と称賛の声が上がっていました。
