【物価高騰】「ぜいたく品になってきた」と感じるモノ…1位は「たまご」 最適と思う1パックの価格は?

まいどなニュース情報部 まいどなニュース情報部

物価が上がり続ける状況のなかで、みなさんが「最近ぜいたく品になった」と感じるモノはどのようなものがありますか。全国の20~69歳の男女1100人に調査をしたところ、最も回答を集めたのは「たまご」でした。また、最も商品を買う人が多いと想定される「たまご」の最適価格は「205円/10個」だったそうです。

マーケティング・リサーチ会社の株式会社クロス・マーケティング(東京都新宿区)が、「価格に関する調査(2023年)」と題して2023年5月にインターネットで実施した調査です。

「最近、ぜいたく品になってきたと感じるモノやサービス」について聞いたところ、1位「たまご」(132件)、2位「外食」(103件)、3位「自動車」(60件)となり、「外食」の中ではファストフードをあげる人が多くみられました。

回答者からは、「卵。何パックもまとめて買えなくなった」(40代女性)、「ハンバーガーがかなり高くなってしまった」(20代男性)、「気軽に外食できなくなった」(50代女性)といった声が寄せられました。

なお、「牛乳やたまご、ラーメン、ハンバーガーの適正価格」についてPSM分析(価格に関する4つの質問から、モノやサービスの受容価格帯を明らかにする分析手法)を実施した結果、「牛乳」の最適価格(最も商品を買う人が多いと想定される価格)は「189円/1ℓ」、「ラーメン」は「592円」、「ハンバーガー」は「307円」でした。

「たまご」については、最適価格が「205円/10個」、上限価格(これ以上高い価格になると市場に受け入れられなくなる価格)は「300円/10個」、妥協価格(この程度の価格なら買ってもよいと思う価格)は「218円/10個」、下限価格(これ以上安いと品質に不安を感じられるようになる価格)は「144円/10個」となっていたそうです。

最後に、「買おうと思っていた食品の価格が思ったより高かった場合の行動」について、複数回答可で答えてもらったところ、「代わりになる別の種類の食品を買う」(35.9%)、「その食品を買うのをあきらめる」(35.0%)、「賞味期限間際で割引になっているものを買う」(31.9%)、「他で安く売っている店が無いか探す」(28.9%)といった回答が上位に並んだ一方で、「高くても買う」(9.5%)という人は1割弱に留まりました。

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