【電気代値上げ】「エアコンを使用することに、ためらいを感じる」4人に3人が回答

まいどなニュース情報部 まいどなニュース情報部

電力会社が発表した6月1日使用分からの電気料金の値上げについて、みなさんはどのような意識を持っているのでしょうか。全国の20~59歳の男女528人に調査をしたところ、4人に3人が「エアコンを使用することにためらい」を感じ、さらに「エアコンの使用自体を控えよう」と思っている人は6割以上に上ることが分かりました。

ダイキン工業株式会社(大阪市北区)が、「電気代値上げとエアコンの節電に関する意識調査」と題して2023年5月にインターネットで実施した調査です。

調査によると、大手電力7社の電気代高騰を受けて、75.2%の人が「エアコンを使用することにためらいを感じている」(とても感じる:25.0%・やや感じる:50.2%)ことが判明しました。

また、「エアコンの使用自体を控えようと思っている」(とても思う:16.1%・やや思う:45.6%)と答えた人は61.7%に上ることが明らかになり、電気代値上げによるエアコンの使用控えが予測される結果となりました。

さらに、「6月からの電気代値上げにより、家計への負担が高まると感じていますか」と聞いたところ、86.2%の人が、「感じている」(強く感じている:52.3%・やや感じている33.9%)と回答しています。

続いて、「電気代の値上げを踏まえ、家庭での『節電』に取り組みたいと思いますか」と聞いたところ、90.6%の人が「取り組みたい」(積極的に取り組みたい:40.2%・どちらかというと取り組みたい:50.4%)と回答。

その一方で、62.1%の人が「この夏の節電は上手にできないと思う」(あまり上手にできないと思う50.9%・上手にできないと思う11.2%)と答えており、「節電」に意欲的ではある反面、実際の取り組みについては自信が低いことがうかがえる結果となりました。

また、「節電をする上で課題」について複数回答可で答えてもらったところ、「節電よりも便利さや快適さを優先したい」(35.8%)、「節電の上手なやり方が分からない」(31.3%)、「節電の効果が分からない」(25.9%)といった回答が上位に並びました。

さらに、「夏場にエアコンを使う際に、省エネ・節電のために、今年実施したい工夫」についても複数回答可で答えてもらったところ、「設定温度を少し上げる(控えめにする)」(65.4%)、「定期的にエアコンのフィルターを掃除する」(34.2%)などが上位を占めました。

なお、2番目に多かった「定期的にエアコンのフィルターを掃除する」について、「フィルター掃除の頻度」を聞いたところ、「夏、冬等の季節ごとに一度、実施している」(39.1%)が最多となった一方で、「実施していない」(11.4%)も1割強いることが分かりました。

ちなみに、同社でのフィルター掃除の推奨期間は「2週間に1回程度」としているものの、実践している人は4.5%に留まっており、正しい頻度を認知している人は少ないという結果になりました。

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