「お前が死んだら誰が結論を報告するんだ」非常時に"結論から話す"ことの重要性が話題

中将 タカノリ 中将 タカノリ

非常時に結論から話すことの重要性がSNS上で大きな注目を集めている。

「最も有益だった陸上自衛隊の教え
『まず結論から話せ!次の瞬間、お前が死んだら誰が結論を報告するんだ!』
おかげさまで結論から話せるようになりました。」

自身の体験を紹介したのは元自衛官で今は会社員のわびさん(@Japanese_hare)。

これはわびさんが自衛隊に入って間もない頃、中隊長から教えられたことだそうだ。たしかに有事の際や災害時にモタモタ話をしていては生死に関わってしまう。プライベートはともかく仕事をする上でこの感覚を持てるか否かは、その人や周囲の作業効率を大きく左右することだろう。

わびさんの投稿に対し、SNSユーザー達からは

「つい前置きや説明が長くなる気がしていました→結論から!ありがとうございます」
「裁判官の判決文も結論から述べていますからね。「主文。被告人をー」というやつです。」
「『今日ヒマ?』『明日ヒマ?』から入る人に教えてあげてください」
「そのセリフ自体が結論から話してて好き」

など数々の共感の声が寄せられている。

投稿者さんに聞いた

わびさんにお話を聞いた。

ーーこの教えを受けた当時の感想を。

わび:暴論だと思いましたが、この言葉を超える結論から話すべき理由に出会ったことがなかったので、妙に納得しました。

ーー自衛隊ではこういった指導が一般的なのでしょうか。

わび:自衛隊でオーソライズされた指導ではないと思います。そのときの中隊長が考えられた理由でしょう。

ーー退官後、この教えが役立ったのですね。

わび:上司への報告、部下への指示など、簡潔明瞭でとても分かりやすいと言われるので、この教えは役に立っていると思っています。

ーー投稿が反響を呼んだことについて。

わび:以前にも投稿したツイートでしたが、そろそろこういうことを指導される新社会人も多いだろうなと思い、投稿しました。なかなか結論から話せない人の一助になれれば幸いです。

◇ ◇

仕事に臨む上で自身の作業効率や他者への伝達力に自信の無い方は、この話法を意識してみるといいかもしれない。

なお今回の話題を提供してくれたわびさんは2022年1月12日に初めての著書となる「メンタルダウンで地獄を見た元エリート幹部自衛官が語る この世を生き抜く最強の技術」(ダイヤモンド社)を上梓している。

わびさんが約10年の幹部自衛官の経験から得たメンタルハックや仕事術、人間関係の教訓をまとめた貴重な一冊。最近心が疲れ気味…という方はぜひチェックしていただきたい。

わびさん関連情報
Twitterアカウント:https://twitter.com/Japanese_hare
インスタアカウント:https://www.instagram.com/japanese_hare/
「メンタルダウンで地獄を見た元エリート幹部自衛官が語る この世を生き抜く最強の技術」(ダイヤモンド社):(リンク

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