「散歩中に地震来たときの犬」というつぶやきと共に、こば(@kobakoba_1925)さんがTwitterに投稿した写真が話題になりました。
そこに写っていたのは、地震発生直後、「怖いよ~助けて~」と言わんばかりの表情で、飼い主さんにしっかりとしがみついている大きなわんちゃんの姿!
飼い主さんに対する絶大な信頼を感じるわんちゃんの健気な反応について、写真を投稿したこばさんにお話を聞きました。
「タスケテー」「大丈夫だよ」
写真が撮影されたのは、茨城県・千葉県で最大震度5弱を観測した5月26日の19時3分頃。推定3歳になる元保護犬の男の子、うみくんは、飼い主であるお父さんと娘さんと共に、大好きなお散歩を楽しんでいました。
猟犬種のイングリッシュセターであるうみくんは、お散歩中に「鳥」を見つけるのが大好き。この日もウキウキで鳥探しを楽しんでいたところ、地震が発生。揺れを感じた瞬間、うみくんはリードを持っていたお父さんにしがみついたそうです。飼い主さんに対する絶大な信頼がわかる様子に、絶賛のリプライが殺到しました。
「タスケテー」
「飼い主さんから離れたらダメだよ!」
「怖いよね、怖かったね、大丈夫だよナデナデ」
「可愛いすぎる~っっ!ギュッと抱きしめてあげたい…」
果たして、撮影後のうみくんはどうなったのか?写真を撮影をしたこばさんに詳しく伺いました。
抱きついて来るのは「何かを伝えたい時」
ーーお散歩中でも気づく「揺れ」でしたか?
「はい。結構気づくくらい揺れていました」
ーーご無事で何よりです…。揺れた瞬間、うみくんはこの状態に?
「私たちが、揺れてるなぁ、揺れてるねと話していたところ、緊急地震速報が鳴り、びっくりしていると、うみががリードを持っていた父親に突然、抱きつきました」
ーー日頃からうみくんはお父さんを頼りにしている感じですか?
「基本的にうみは家族全員に同じような態度を取ります。散歩にもっと行きたい時とか、鳥がいて嬉しかった時とか、何かを伝えたい時に飛びつき、抱きついて来ることが多いです」
ーー気持ちを伝えたい時の行動なのですね。うみくんは表情も豊かですね。
「人間みたいに表情がコロコロ変わるので、前世人間なのかなと思ってます(笑)」
揺れがおさまると……
ーー元保護犬であるうみくんをお迎えされたきっかけは…?
「うみくんは知り合いの祖父が保護をしました。警察や保健所・動物病院にも連絡をしましたが、飼い主が見つからず、知り合いの祖父も飼うことが難しいため、このままだと保健所に行くしかない、誰か飼うことはできないか?と言われたのがきっかけでした。送られてきた動画を見た時に、クルクル回ってしっぽをブンブン振っている様子が可愛過ぎて私が一目惚れをし、私がお金の負担や世話をすることを条件で飼い始めました。今では家族みんながうみくんのことを大好きです!」
ーー撮影後、うみくんはどうなったのでしょうか?
「揺れがおさまると、ケロッとした顔でお散歩を続行していました。いつものように『鳥』を見つけて喜んでいました」
◇ ◇
外に出ることが好きで、車に乗ることも大好きだという、うみくん。大好きな鳥を見つけたりお散歩を楽しめるのも、いざという時に頼りになる飼い主さんが側にいてくれるからなのですね。