株式会社ビズヒッツ(三重県鈴鹿市)は、全国の20~60代以上の共働き夫婦507人(女性289人/男性218人)を対象に「共働き夫婦の貯金額や貯金方法」に関する意識調査を実施しました。その結果、1カ月の平均貯金額は「5万9105円」であることが分かりました。また、貯金の目的については、「老後のため」が最も多かったそうです。
調査は、2023年3月にインターネットで実施されました。
まず、「貯金するお金をどこから捻出していますか」と複数回答可で聞いたところ、「夫婦の給料・ボーナス」(46.5%)、「夫の給料・ボーナスのみ」(29.8%)、「妻の給料・ボーナスのみ」(17.0%)といった回答が上位に並び、「夫婦どちらからも出している」という家庭が多いことが明らかになりました。
なお、どちらか一方のみの給料を貯金に回している家庭では、「一方が生活費を負担し、もう一方が貯金を担っている」など、役割分担をしているケースが多くみられました。
続いて、「貯金のパターン」についても複数回答可で答えてもらったところ、「毎月の給料からする」(67.1%)と「生活費の残りでする」(27.2%)で大多数を占め、毎月コツコツと貯金している家庭が多いことが分かる結果となりました。なお、少数派ではあるものの、「主にボーナス時にする」(5.9%)という人も見受けられました。
毎月コツコツと貯金している家庭が多いことが分かりましたが、「1カ月あたりの貯金額」はどのくらいなのでしょうか。調査の結果、「~3万円」(31.5%)、「~5万円」(27.4%)、「~10万円」(20.9%)などに回答が集まり、1カ月あたりの平均額は「5万9105円」でした。ただし、ボリュームゾーンは「3万円以上5万円未満」となっており、「月20万円超」(2.6%)など貯金額の大きい人が平均額を押し上げる結果となっています。
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最後に、「貯金の目的」を複数回答可で教えてもらったところ、1位は「老後のため」(249人)でした。次いで、2位「教育費・養育費のため」(207人)、3位「予備費として」(112人)、4位「住宅購入・維持のため」(63人)と続き、多くの人が明確な目的のために貯金していることがうかがえました。回答者からのコメントは以下の通りです。
【1位:老後のため】
▽老後資金のため(34歳女性)
▽老後への備え(49歳男性)
▽将来の税率や物価高を考えると、今のうちにできるだけのことをしておかないと、生きるだけでも大変になりそうだから(53歳男性)
【2位:教育費・養育費のため】
▽将来子どもたちにやりたいことをさせてあげたいので(38歳女性)
▽子どもの教育費のためです(44歳女性)
▽将来子どもができたときの備えとして。とくに大学進学にかかる費用として(27歳男性)
【3位:予備費として】
▽基本的には使わない前提で、何かあったときの予備として(35歳男性)
▽病気になったときや、突然の出費が必要になったときのため(49歳女性)
▽主に生活費の補填。家電などが壊れた場合に使います(51歳男性)
【4位:住宅購入・維持のため】
▽マイホームの頭金にするため(29歳女性)
▽戸建てなので、修繕費の積立(31歳男性)
▽住宅ローンの繰り上げ返済(53歳女性)
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【出典】
▽株式会社ビズヒッツ
https://bizhits.co.jp/