大谷翔平と付き合う覚悟とは!? 過去エピソードから学んだ、背の高い男性と付き合うためには…

竹中  友一(RinToris) 竹中 友一(RinToris)

「大谷選手と付き合う覚悟」

『ハルロック』、『僕はまだ野球を知らない』などの作品で知られる漫画家の西餅さん(@harurock_mo)が、Twitterに上記のタイトルの漫画を公開しました。

大谷翔平選手といえば、2023年のWBCでの活躍もめざましく、日本のみならず世界中にファンがいるスーパープレイヤーです。

そんな野球界のエース・大谷選手と付き合う覚悟という、一見突拍子もないテーマの作品。一体、どこからそんな発想が生まれたというのでしょうか…!?

タイトルの壮大さとは反対に、漫画は何気ない友人とのお茶のシーンからはじまります。

その時、友人が「大谷選手と付き合いたい」とぼそり。あまりに大きな夢を抱く友人に対し、西餅さんは「それなら覚悟が必要だ」といいます。

その覚悟とは…“いざとなったら相手を担ぐ”ことでした。

「何言ってんの?」

おそらく、誰しもが思うであろう疑問を口にする友人。しかし、それは西餅さんの実際の体験談に基づいてのアドバイスでした。大谷選手は、身長約193cmと、野球選手として体格的に恵まれていることでも知られています。ですが、そんな背の高い相手を恋人にした人は、心しておかなければならないことがあるといいます。

西餅さんは話しはじめました。背の高い元彼にまつわる驚きのエピソードを――。

海で彼氏が突然の体調不良に!

ある年の夏休み、西餅さんは当時付き合っていた身長が高い彼氏と、海に遊びに行きました。ところが、海の中で彼氏が突然足に痛みを覚えます。クラゲか何かに刺されたのかと思い、いったんビーチに戻りましたが、彼の痛みは増す一方。

近くにライフセーバーもおらず、スマホの電波も届かない場所だったため、いったん浜の外にある土産物屋に行き、そこから病院に連絡しようと考えます。

ところが、すでに彼は相当ぐったりしていて、歩くことすらできない様子でした。

結局西餅さんが担ぐようにして運ぶことに。

その姿はまるで、「十字架を担いで歩くキリスト」のようだったといいます。

その後、土産物屋でタクシーを呼び、病院まで送ってもらいました。病院で手当をしてもらった結果、彼は元気になったとのことです。ちなみに、海で何に刺されたのかは結局分からずじまいでしたが、先生の話では「エイが濃厚ではないか」とのことだったそうです。

救助や介護への不安も

西餅さんはその時の経験も踏まえ、「背の高い人と付き合うには、その人を担ぐ想定もしてないといけない」といいます。たしかに、いつも自分が守ってもらえるとは限りません。あの頃の西餅さんのように、予想外の事態に見舞われることもあります。相手が突然、倒れたりすることもあるかもしれませんし、それが救急車や人の助けを呼べないような場所である可能性も。そんな時は、自分が何とかしないといけません。

「ひとけのない場所で突然倒れるのが彼氏という生き物」

と、漫画で語る西餅さん。実際、西餅さんの元彼は、無人の森で肉離れで倒れてしまった経験もあり、その時も西餅さんが彼を担いで運んだそうです。

大谷選手の話題を皮切りに、西餅さんの仰天エピソードについて紹介した漫画。リプ欄にもたくさんの反響がありました。

「将来介護が大変なので、大きく無い方が良いよと年長者から聞くことはあります」
「背が高い人がタイプと思ってる世の中の女子、一生添い遂げるおつもりなら介護の事まで考えて結婚してください、と常々思います」
「旦那が100キロ超えてます。2年前の今頃、職場のクラブでバレーしてたらふくらはぎの筋断裂を起こしました。周りの先輩方が運んでくださいましたが、私は何も出来ませんでした」
「私の主人は196cmの110kgあるので、おまけ(※漫画の最後に高身長の人を運ぶ際のアドバイスを紹介した「おまけ」が収録されている)のように引きずる事が出来るかなと凄く考えさせられました。ダイエットしてもらうことにします」
「介護が必要になった時、『背が高い』『実は筋肉質で体重がある』人を介護するのは体力勝負です」

緊急事態や介護の場面で、大柄な体格の人は、相応の困難があるようです。そのような方をパートナーにもつ方からの声も、多く寄せられていました。

西餅さんに聞きました。

――大谷選手を引用した理由は?実際にお友達の話で出てきたのでしょうか?

西餅さん:はい。友人が「大谷選手と付き合う女性にはどのような条件が求められるか?」という話をしていて、その中に「筋力」がなかったので、体格の良い人を支えるには割と筋力が大事じゃないかというプレゼンをしました。

――その時の元彼の方とのエピソードですが、なかなかない体験ですね。

西餅さん:その二つの事件が強烈な思い出になりました。海の件は単に事故で、森の件は前日にやっていたスポーツの影響だったので、少々ついていなかっただけなのかもしれません。

――自分よりも大柄な彼氏さんを担いだり、身体を張って助けられた西餅さんにも驚きです。西餅さんがそこまで行動できたのには、どのような理由があるのでしょう?

西餅さん:私も相当焦っていたのと、彼の「周りに助けを求めたり、救急車を呼んだり、あまりおおごとにしたくない」という希望があった事情もありまして、とりあえず浜の外の休憩所に運ぼうと思い行動しました。

  ◇  ◇

外見上の魅力の要素の一つである身長の高さですが、身長の高い人にも、それなりの苦労があるのかもしれません。

身長にまつわる話を紹介してくれた西餅さん、現在は『僕はまだ野球を知らないSecond』を電子書籍にて3巻まで配信中です(2023年5月現在)。野球経験のない教師が監督になり、トラッキングや統計学、組織学を駆使して弱小校の野球を変えてゆく、というお話とのことです。

「部活動などで多くみられる 指導者の横暴さや理不尽な先輩後輩のしきたりといった“ノイズ”を完全に取り払ったら、どれくらい子供たちのパフォーマンスは向上するのだろう、そしてどのくらいの子供たちがそのスポーツを嫌いにならずに楽しく続けられるのだろう、といった事をずっと考えながら描いています。“部活動”に疑問を持ったことのある人もそうでない人も楽しく読んでいただけたら、と思っています」(西餅さん)

■西餅さんのTwitterはこちら
 →https://twitter.com/harurock_mo

■電子書籍『僕はまだ野球を知らないSecond』はこちら
 →https://www.amazon.co.jp/dp/B095WR9MYF

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