賃貸物件を探すとき…どんな条件をあきらめると家賃が下がる? 1位は「オートロックの有無」差額は月額2万6000円

まいどなニュース情報部 まいどなニュース情報部

賃貸物件を探す際に、どんな条件をあきらめると家賃が下がるのでしょうか。株式会社LIFULL(東京都千代田区)が運営する不動産・住宅情報サイト『LIFULL HOME'S』は、「家賃の差額が大きい条件ランキング」 を発表しました。その結果、最も家賃に差が出るのは「オートロックの有無」で、その差は月額で2万6000円であることが分かりました。

調査は2022年4月~2023年3月の期間に、同サイトに掲載されていた一都三県(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県)の居住用賃貸物件のうち、築40年以内、専有面積15平米以上40平米未満、駅徒歩指定無し(条件に徒歩分数が含まれていない場合)の物件を対象に実施されました。

ランキング結果によると、家賃の差額が最も大きかった条件は「オートロックあり・なし」でした。家賃相場は「オートロックあり」の月額8万2000円に対して、「オートロックなし」では5万6000円となり、その差額は2万6000円、年間で計算すると31万2000円となりました。

続く2位は「鉄筋系・鉄筋系以外」。家賃相場は「鉄筋系」の月額8万3000円に対して、「鉄筋系以外」では5万9000円となり、その差額は2万4000円、年間で計算すると28万8000円となりました。

3位は「築5年未満・以上」。家賃相場は「築5年未満」の月額8万6000円に対して、「築5年以上」では6万4000円となり、その差額は2万2000円、年間で計算すると26万4000円となりました。

そのほか、4位には「独立洗面台の有無」「宅配ボックスの有無」(いずれも差額:2万1000円・年間差額:25万2000円)、6位に「追い焚き機能の有無」(差額:1万9000円・年間差額:22万8000円)などもランクインしていました。

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また、同調査では、差額の少ない条件も明らかになっています。それによると、最も差額の少ない条件は、「南向き・南向き以外」でした。家賃相場は「南向き」の月額6万6000円に対して、「南向き以外」では7万2000円となり、その差額は-6000円、年間では-7万2000円と、「南向き以外」の方が家賃相場が高くなるという意外な結果となっています。

この結果について同社は、「『南向き』は一般的に日当たりがよく人気があると言われていますが、夏場は暑く、家具が日焼けしやすいなどデメリットも存在しています」と説明しています。

次いで、2位は「フローリングあり・なし」。家賃相場はいずれも7万1000円で、差額は出ませんでした。3位は「駐車場あり・なし」がランクイン。家賃相場は「駐車場あり」の7万円に対して、「駐車場なし」では6万8000円となり、その差額は2000円、年間では2万4000円となりました。

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