猫が泡を吹き暴れ出した 死を覚悟し駆け込んだ動物病院の「予想外の診断」に驚きと安堵 実は猫あるある!?

はやかわ かな はやかわ かな

飼い主さんが撮影した「写真」がカギに!?院長先生が「カメムシ」と判断した理由とは?

ーー「口から臭いがしたのかな?」というリプライもありましたが、院長先生はすぐに原因がわかったのでしょうか?

「写真を見た時点で気づかれたようでしたが、すぐには判断せず、まずはクロの口の中を見て、次に家の中に薬剤……例えばゴキブリの駆除剤や、家の中に植物を置いてないかを確認してから診断されました。院長先生がなぜ『カメムシ』とわかったかについては、私がこの時点で恐怖と安堵でキャパオーバーを起こしていたため、聞き逃したのかもしれません。『虫や苦い薬が原因で泡を吹いた猫は当院でもよく見る』とおっしゃっていたので、獣医さんにとっては猫ちゃんあるある、なのかもしれません」

ーー原因が「カメムシ」と聞いた時のお気持ちは…?

「安堵と羞恥で膝から崩れ落ちました……」

クロの写真が猫飼いさんたちの安心につながれば

ーークロちゃんは以前にも何度か虫を捕まえたことがあるそうですね。

「虫の多い地域ではないのですが、カメムシに限らず、小さな虫がベランダや取り込んだ洗濯物についていることがあります。以前、私がいる側でベランダにいたカメムシを前足でチョイチョイしていたことがあるのですが、ハチほど危険ではないため、静観していました。案の定、カメムシに反撃されて悶えていたので、触ってはいけない臭い虫だと学習してくれたものと安心していたのですが、甘かったです……」

ーーリプ欄には同様の経験をした猫飼いさんや、人間の経験談も寄せられていましたね。

「同じ経験をされた猫飼いさんが予想外に多くて驚きました。カメムシを食べてしまった人間(!)の方々にはもう、お気の毒さまですとしか。砂粒でも噛んだらイヤなのに、その時の衝撃は察するに余りあります……。

今回の件は猫ちゃんあるあるだからこそ、診察のために撮った写真に対して、こんなにもたくさんの方からリプライを頂けたのではないかと思っています。もちろん、重大な事故や病気の場合もあるので自己判断はだめですが、『こんなに泡吹くなんて知らなかった!』という方も多くいらっしゃったので、苦い薬や虫を食べた際、猫がこういう状態になることもある……という情報を視覚的に知っていることで、私のように大慌てせずにすむなら嬉しいです。正直、寿命が縮まりました……」

◇ ◇

クロくんの健康状態をよく知る動物病院の院長先生の的確な診断で、膝から崩れ落ちるほど安心した飼い主さん。病院に着いた時点でケロッとしていたというクロくんは、翌朝にはごはんをもりもり食べていたそうです。

「猫は虫や苦い薬が原因で泡を吹く」という院長先生の言葉にもあるように、苦味が苦手な猫は、大量の泡を吹いて口内の苦味成分を吐き出すのだそうです。ただし、てんかん発作などの重篤な病気や、薬品などの誤飲・誤食の場合も同様の状態になるそうなので、原因がわからない場合は必ず動物病院で診てもらうことが大切です。

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