「私は彼より少し大きい」
そう題されたマンガがインスタグラムにアップされました。
マンガの著者は、枇杷かな子(@kanakobiwa)さん。子どもの頃から比較的長身である枇杷さんは、旦那さんより少し身長が高いそう。コンプレックスとまではいかないものの、身長差を気にして、付き合いはじめたときのデートはぺたんこの靴を履くことが多かったといいます。
まだ2人が結婚する前、誕生日を迎えた枇杷さんはプレゼント選びのデートで靴屋さんに訪れました。あるパンプスを見て一瞬で心を奪われた枇杷さんでしたが、目に入ったのはヒールの高さ。「ゴツく見えないかな…」と心配しながらも彼に促され履いてみると、パンプスはサイズがぴったりで履き心地も気に入りました。でも、ヒールの高さの分だけ「彼より大きくなった」ことが気になります。
そんな心配をよそに、彼は「良いね それ」「似合う似合う!脚が長く見える!」と、いつもより身長が高くなった枇杷さんを見てはしゃいでいました。そんな彼の反応を見て「多分この人は私がどんな身長になっても良いねって言ってくれる」と感じた枇杷さん。彼といることで「とれないシミのような不安も薄くなっていく」ような温かい気持ちになったといいます。
投稿者「今は身長について全く気にしてません」
枇杷さんにお話を聞いたところ、旦那さんは「優しく朗らかな人でロックな曲が好きです。喧嘩もよくしますが、仲良くやってます」。
付き合いはじめた当初、枇杷さんが気にしていた身長の差について、旦那さんはどう思っていたのでしょうか。「もしかしたら多少は気にしていたかもしれません。ただそれは身長の高い私をというわけでなく、(自分が)もう少し背が高くなりたいという彼の気持ちといった感じです。私は今の彼の身長も姿も素敵だしかっこいいなぁと思っています」(枇杷さん)。
当時は身長差を気にしていた枇杷さんですが、旦那さんの前向きなリアクションを見て、徐々に気にならなくなっていったといいます。夫婦になった今では、「身長について全く気にしておりません」と明るく答えます。
思い出の品であるプレゼントしてもらったパンプスは、ヒール部分が削れてしまうくらいずっと愛用していたといいます。あのとき気にしていた身長差やヒールの高さはもう気になりません。枇杷さんは「また好きな靴に出会えたら履きたいなと思っています」と語りました。
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投稿には、「昔同じような事があって、思い出して少し泣いてしまった」「肯定されることの喜びってホントの幸せですよね」「高身長の私も涙出てきた」と、あたたかいエピソードに共感する声が多数あがっています。
この漫画は枇杷かな子さんの著書であるコミックエッセイ本『アゴが出ている私が彼氏に救われるまで』に収録されています。気になった方は手に取ってみてはいかがでしょうか。
『アゴが出ている私が彼氏に救われるまで』
http://amazon.co.jp/dp/4046804483/nwSUz2lyS3u2