漫画家の「松本ひで吉（@hidekiccan）」さんのお母さんは、猫が嫌いだという漫画が話題になっています。漫画「犬と猫どっちも飼ってると毎日たのしい」を描いてきた松本さんにお話を聞きました。
漫画「母は猫がきらい」
お母さんは、「犬くん」を抱っこしながら「あたしゃ猫はきらいだよ！」と言うくらい、生粋の犬好きです。けれど、松本さんが「猫さま」を飼いだすと、松本さんの不在時には「しょうがないね！」と言いながら、ご飯をあげたりトイレを片付けたりとお世話をしてくれます。
ある日、お母さんが「ねえ、これ見てよ」と、松本さんにチラシを見せてきました。チラシには「ねこ展」開催のお知らせとともに、ふれあいコーナーがあることが書かれています。
「イヌならともかく、ネコを知らないところに連れて行って知らない人にさわらせるのって、大変なストレスなんじゃないのかい？」
とお母さんは松本さんに訴えます。さらに、「猫カフェみたいに配慮のあるお客ばかりじゃなかろうし」「キャットタワーは設置するんだろうかねぇ…」と心配を口にしました。
そんな様子に、猫はきらいと言うけれど「すげー、猫のことわかってきてる」と驚く松本さんなのでした。
漫画には、それはもう猫も「大好きですよね♡」というコメントがたくさん寄せられています。
「わたしも猫が怖くて触れなかったのに 小汚い子猫が足の甲にしがみついてきて いつの間にか16年...まんまと懐柔されました。」
「嫌いな人ほど飼うとメロメロになる説！笑」
「猫嫌いといいつつきちんとお世話して情報も仕入れてて…素敵なツンデレ（？）お母さまですね( *´﹀` *)」
「まるで昔の私のようだwww」
「猫に歩み寄らないと、分からない気持ちですよね😃お母様は素晴らしい‼️」
などとコメントが寄せられて、６.４万の「いいね」がついています。松本さんにお話を聞きました。
──漫画「犬と猫どっちも飼ってると毎日たのしい」の１巻で、犬は家族会議で飼うことを決めたけれど、猫は松本さんが溝の奥から救出して飼うことになったと描かれていました。
はい。勝手に連れて帰って大変怒られました（笑）。
──ということは、猫を飼うことに、お母さんは反対されたのでしょうか
反対ですが、私が昔からちょいちょい勝手に生き物を持って帰っては飼っていたもので、もはや何も言いませんでした。
──なるほど（笑）。以前の漫画では、「トカゲちゃん」のことを「気持ち悪い」と言いながら、今回と同じように「しょうがないわね〜」とお世話をして、トカゲちゃんのことも好きになっているようでした、もしかして、松本さんの生き物好きはお母さんの影響ですか？
母はそんなに生き物好きではないです。単純に世話焼きというか、ほっとけないというか…そういう一面がでてるのかなと思います。「かわいい」とかは犬に対してしか言わないです。犬は大好きなので、今も飼いたい飼いたい言ってます。
──犬くんと猫さまがお空に行ってしまって、お母さんはまた犬を飼いたいのですね。
実家には、動物がいなくなってしまいました。母は犬と暮らしたいみたいですが。そのうちなにか良いご縁があるといいなぁと思います。
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