2022.10.15(Sat)

【漫画】猫が来た！…はずなのに、どこにもいない？　「どうしよう。猫飼いたい夫が作り出した幻なんじゃ…」

　旦那さんが飼っていた猫を、実家から連れてきたはずなのに…探せど探せどどこにもいない、気配もない、本当に猫は存在するのか！？そんな漫画がツイッターに投稿されて話題です。漫画を描いた松本ひで吉（@hidekiccan）さんにお話を聞きました。

　昨年結婚した松本さん。ある日、旦那さんが「来週実家からワシのネコつれてくるぞ」と宣言します。生き物が大好きな松本さんは、猫がやって来ることに大喜び。

　そして松本さんが寝ている早朝に、人の少ない始発電車を選んで猫をつれてきた旦那さん。松本さんが猫に会いに行くと、キャリーを開けた途端に走ってどこかに行ってしまったと、すでに猫の姿はありませんでした。

　旦那さんの手が常に傷だらけになるくらい咬む猫だと思っている松本さんは、ドキドキしながら猫を探します。しかし、いくら探しても見つかりません。見つからないどころか気配さえない。

「どうしよう。猫なんて最初からいなかったんじゃ。猫飼いたい夫が作り出した幻なんじゃ…！！」という不安が松本さんを襲います。ああ〜〜〜〜（頭を抱えて）。

　とりあえず、まだパジャマだったので着替えることにした松本さんが、クローゼットを開けると、洋服の奥の暗闇に大きく光る目が…「いた」。

　すると旦那さんがやってきて、猫をクローゼットから出しました。毛を逆立ててシャーシャーお怒りの猫に、こわごわ「よ、よろしくね」と挨拶する松本さん。すると突然、気さくな猫に変身。「にゃーん」と笑顔で挨拶したと思ったら、慣れない場所に困惑したり怒ったり。松本さんは、そんな猫の様子を見て「アシュラマンみたいだな」と思います。（※アシュラマンとは、漫画「キン肉マン」に登場する架空の人物。阿修羅のように異なる顔を持つ）

　漫画に初登場した猫さんは４歳の「ガーラさん」。あらためて見ると、ガーラさんは体に対して顔が小さい。まるで、そう、あの人みたい（大谷翔平選手のイラストあり）と想像する松本さん。

　「手足も長くてなんかおしゃれ…シャープで輪郭がこう…はっきりしてる」とガーラさんを分析して、そういえば「うちの猫は、モワッとして、空気との境目が曖昧な印象派みたいな感じだ」と、高齢なため実家に残してきた猫さまとの違いに気がつく松本さんなのでした。

「すごいわかります！！　2年以上飼ってるのに、どこにも姿が見えないと『猫を飼っていると言うのは私の妄想じゃないのか…』と考え始めて泣きそうになってます（爆笑）」
「最後の『いた』に腹筋崩壊してしまいました🐾」
「『ねこ飼いたい夫が作り出した幻』に笑ったw😻」
「これからどんな物語が始まるのかしら？楽しみです。」
「大谷さーんだったりアシュラマンだったり。って素敵な家族が出来て良かったですね。」

松本さんの漫画にガーラさんの登場を喜ぶみなさん。お話を聞きました。

──この日まで、ガーラさんに会ったことがなかったのですか？

　ガーラさんと初対面でした。夫がうちにつれてきたと言っているのに全く気配がないので…ガーラさんという存在自体が揺らぎました…。