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外で約10年暮らしていた元野良猫 家の中で見せた無防備な寝姿に3.1万いいね 「ずっとのお家見つけてよかった」「幸せでありますように」

梨木 香奈 梨木 香奈

「ツナはお外で10年ほど過ごしてた生粋のサバイバーなんだけど、余生は絶対おうちにいると決めているようで、リビング以外ですら出ようとしない。人がリビングのドアを開けた時にスルッと脱走、みたいなのは絶対ないし、窓を開けられるのも嫌いみたい。これからはずっとおうちでぬくぬく過ごしてね!」

そんな言葉とともにXに投稿されたのは、リビングの床でゆったりと横になる茶トラ猫の姿です。写っているのは、推定10歳前後の女の子「ツナ」ちゃん。2025年10月に保護されるまで、およそ10年間を外で過ごしてきた元野良猫です。

長い野良生活を送ってきたツナちゃんですが、現在は外へ出ようとする様子はなく、それどころか窓を開けられることも好まないのだとか。安心しきったように体を横たえる姿からは、すっかり室内での暮らしになじんだ様子が伝わってきます。

投稿には3.1万件を超える「いいね」が寄せられ、

「守りたい、その笑顔」
「ずっとのお家見つけてよかった」
「居心地の良い場所で一緒に幸せでありますように」
「安心できる場所にたどり着いたんですね。一緒にほんわか過ごしてくださいね」
「きっと、ずっと安心できる居場所を探してたんですね。これからは思う存分甘えてゆったり過ごしてほしいです」
「いい子さんですね。お外の生活がよっぽど辛かったんでしょう。そしてお家での生活が本当に幸せなんだと思います」

など、ツナちゃんのこれからの穏やかな暮らしを願う声が相次ぎました。

保護後はキャットタワーに籠城 人のそばで眠るまで約7カ月

飼い主の、元野良猫ツナさん(@ieneko_ganbaro)によると、ツナちゃんとの出会いは、現在の住まいへ引っ越した直後のことでした。当時、猫のふん害に困っていた飼い主さん。近所で餌を与えている人を見かけ、「あげないでほしい」と伝えたそうです。

ところがその後、ツナちゃんの姿を頻繁に目にするようになりました。

「私のせいでご飯をもらえなくなって、餓死したらどうしよう…」

そう考えるといたたまれなくなり、飼い主さんはツナちゃんを保護することを決意。保護後、近所の人や獣医師から、ツナちゃんが10歳前後とみられることを教えてもらったといいます。とはいえ、10年ほど外で生きてきたツナちゃんが、すぐに人との暮らしに慣れたわけではありませんでした。

ケージから出られるようになった当初は、キャットタワーの最上段に“籠城”。ご飯も、人がリビングにいないときを選んで食べていたそうです。それから少しずつ、人がいる時間にもご飯を食べられるようになり、やがてリビングへ。しかし、初めは家具の下から周囲の様子をうかがっていました。

その後、家具の下から出て人と離れた場所で眠れるようになり、さらに人の近くでも眠れるように。投稿写真のような姿を見せるまで、保護から約7カ月を要しました。飼い主さんは、それまでの間、「もしかしたらずっと家庭内野良かもしれない」「怖がらせて申し訳ない」「10年も外で生きてきた子を保護してよかったのかな」と、不安になることも多かったと振り返ります。

だからこそ、野良猫だった頃には見たことのないポーズや表情でくつろぐツナちゃんを目にしたときは、「保護して本当によかったなあと、うれしくなりました」と話します。

「常に猫ファースト」で少しずつ縮まる距離

現在、飼い主さんが何より大切にしているのは、ツナちゃん自身のペースです。日頃から声をかけてコミュニケーションを取り、大きな音を出したり急に動いたりと、猫が嫌がることは極力しないよう心がけているそうです。

ツナちゃんは現在、人に触れられるための練習もしている最中。ただし、無理に接触することはせず、「常に猫ファースト」で暮らしています。そんなツナちゃんは、遊ぶこととご飯が大好きな、穏やかで優しい性格。遊びに夢中になるあまり家具にぶつかってしまうなど、飼い主さんが「野良時代が長いとは思えないくらい鈍くさい」と笑ってしまう一面もあるそうです。

人の気配を避けながらご飯を食べていたツナちゃんが、今では人のそばで無防備に眠るようになりました。その距離が少しずつ縮まってきた7カ月は、ツナちゃんにとって「ここなら安心して眠れる」と確かめていく時間でもあったのかもしれません。

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