気分転換ドリンクはなにを選ぶ? 好みのスタイルでカフェインを楽しむ!

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仕事に勉強に!高カフェインドリンクが人気

「レッドブル」や「モンスター」、「ゾーンエナジー」など、すっかり存在が定着したエナジードリンク。仕事や勉強、深夜のドライブなどで覚醒を促すために飲むことが多い。そんなエナジードリンクにはアミノ酸やビタミン、糖類などが入っているが重要な要素がカフェイン。今、ドリンク業界がこのカフェインに注目している。

リモートワークの増加で、気分転換のニーズが上昇

コンビニやスーパーの棚にも定位置をつかんだエナジードリンクだが、遊びに行く前などのアクティブな需要だけでなく、〝気分転換〟時のニーズが高くなっている。最近ではリモートワーク時のオフからオンに切り替えるアイテムとして若い世代に好評。エナジードリンクが登場するまでは、同じカフェインを含んだドリンクでも、「リポビタンD」などの栄養ドリンクやコーヒーを飲んでいたシーンだ。

ベートーベン、ナポレオン…数々の偉人にも愛された

「一杯のコーヒーはインスピレーションを与え、一杯のブランデーは苦悩を取り除く」という名言を残したのはベートーベン。フランス皇帝のナポレオンもコーヒーが大好きだった。ナポレオンはフランス軍の兵士たちにもコーヒーを奨励。そのため当時のフランス軍が強かったのではないかと言われている。ちなみにナポレオンは、カフェインを含むチョコレートも愛していた。カフェインという概念はなかったと思われるものの、18世紀頃すでに元気が出る飲み物としてコーヒーやココアが認識されていたことがうかがえる。

ナチュラルな味わいでカフェイン摂取!

サントリーが、栄養ドリンクやエナジードリンク以外の選択肢として先月28日に発売したのが「ボス カフェイン」の「ホワイトカフェ」と「キャラメルカフェ」。従来の缶コーヒーで100mlあたり50mgほどのカフェインを80mgにしている。容器もロング缶を採用することで1缶に200mgのカフェインを配合。なじみのあるナチュラルなコーヒーの味わいでありながら、カフェインがしっかり取れる設計となっている。

webサイトで調べてみるとボスシリーズの缶コーヒーは100gあたり「無糖ブラック」が40mgで「贅沢微糖」は50mg、「レインボーマウンテンブレンド」が60mgで「プレミアムボス」は70mgと種類によってカフェイン量が違う。「ボス カフェイン」がラインアップに加わり、ユーザーが選ぶことで好みの味わいと必要な刺激量でセレクトすることができるようになった。過剰な摂取はおすすめできないが、栄養ドリンクやエナジードリンクでも、必要な量をコントロールしながらナチュラル志向な味わいのコーヒーでカフェインを楽しむという選択肢ができたのは時代に合っていて面白いと思う。

◆高田 強(たかた・つよし) フードライターとして関西エリアを中心に雑誌やwebで飲食店やフードトレンドについての記事を執筆。現在は「関西ウォーカー」、「おとなの週末」、「SKY WARD」などの雑誌、情報誌に寄稿。約月1回ペースで登場する関西テレビ「よ〜いドン!」のほか、MBSテレビ「水野真紀の魔法のレストラン」などのテレビ番組にグルメ情報のナビゲーターとして出演。

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