俳優宗像隼司の人生初プロポーズはIKKO ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト審査員特別賞 目指すのはサッカー同様ファンタジスタ

石井 隼人 石井 隼人

自称ファンタジスタの武器は、母親から怒られた“壁走り”だ。応募総数15,447人による「第35回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」で審査員特別賞受賞した宗像隼司(21)が、連続ドラマ「墜落JKと廃人教師」(毎日放送)で俳優デビューを果たす。

サッカー日本代表から命名

その名前、ムナカタ・シュンジと読む。「苗字の由来を聞いたことはありませんが、下の名前はサッカー好きの父親が、中村俊輔選手と小野伸二選手から字を取って命名したそうです。僕自身、小1から高3までサッカー漬けの日々を送っていました」と両親の理想そのままに生きてきた。

それが一転、芸能デビュー。本人曰く「渋谷のハチ公前でスカウトされた経験があるので挑戦してもいいのかなと。ちょっとしたノリで」と、第35回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストに参加した。

グランプリは逃したものの、審査員特別賞を受賞。「受賞理由は…運だと思います。そして4月からエイベックスに所属して、『墜落JKと廃人教師』で早くも俳優デビューという。本当にトントン拍子というか、自分でも運持っているかもと思います。両親も『そんなに上手くいくものなのか!?』とビックリしています」と笑う。

変化球がないとダメ

俳優としてのスタートラインを切った今、ノリという感覚は皆無。「小1からサッカー一筋で夢中で打ち込んできました。それが高校卒業とともになくなってしまい、毎日物足りなさを感じていました。でもドラマの出演が決まってから撮影現場を見学したときに、自分もここに混ざれるのかとワクワク。緊張以上に、打ち込めるものに出会えた喜びが勝りました」と新たな船出に武者震いしている。

身体能力には自信がある。「体を動かすのが大好き。学生時代は『るろうに剣心』シリーズにハマって自宅で壁走りの練習をしていました。お母さんを呼んで見せたら『壁が壊れるからやめなさい!』と怒られました。自分としては喜んでくれるかなと思ったのに…」と反省する。

その突拍子のなさが武器でもある。ジュノンコンテストの最終選考ではトイレットペーパーなどを使ったリフティングをやった後、福山雅治のバラード『家族になろうよ』を熱唱した。

「そのギャップに驚く人が沢山いて、司会を務めた平成ノブシコブシの吉村崇さんからも『どうやってそれを思いついたわけ?』と聞かれました。誰も思いつかないことをやってしまう癖があって、サッカーでいうところのファンタジスタ。サッカー部時代はゲームメイクもやっていたので、変化球がないとダメという意識があるのかもしれません」と分析する。

夢はライダー&IKKOとの再会

俳優としての夢は仮面ライダーになること。「小さい頃から見ていたし、父からも『ヒーローになれ!』と言われて育てられてきたので、子供たちのヒーローには憧れがあります」と力を込める。

もう一つの夢は、ジュノンコンテストでゲスト審査員を務めたIKKOと再会すること。2次審査でIKKOを相手に告白パフォーマンスを行ったからだ。「プロポーズしたのは人生初だったので、色々な意味で忘れられない思い出です。いつか俳優として名前を売ってバラエティ番組で共演した際には『あのとき本当に恋に落ちましたか?』とIKKOさんに確認したいです」とユーモアたっぷり。自称ファンタジスタという肩書に偽りはなさそうだ。

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