20代の若手社員 主体的に行動しなかった理由は…「余計に仕事が増えてしまうから」が最多に

まいどなニュース情報部 まいどなニュース情報部

研修事業などを手掛けるリ・カレント株式会社(東京都新宿区)は、20代の若手人材の率直な考え・価値観を知るために2020年から行っている「働くことへの若手意識調査」の最新結果をこのほど発表しました。調査は、東京都在住20代の男女1300人を対象に、2023年2月上旬にインターネットで実施されました。

職場・仕事において「思いついたことを実行しなかった経験がある」と答えた人に対して、自ら主体的に動かなかった理由を聞いたところ、「余計に仕事が増えてしまうから」(38.5%)が最も多くなりました。次いで「自分で実行できる自信がなかったから」(31.0%)、「目立ってしまう・周囲から浮いてしまうから」(15.4%)、「上司や先輩に注意される・よく思われないと感じるから」(12.6%)といった回答が挙げられました。

続いて、「正社員1年目終了時点で期待されている(されていたこと)」を聞いたところ、「ミスなく仕事ができること」(25.3%)、「上司・先輩からの指示を受けることなくひとりで仕事が回せること」(22.1%)、「周囲の手を借りながら仕事を進められる」(19.1%)などが挙げられています。

次に、「仕事観(働く目的・譲れないもの・価値観)」について調査をしたところ、内定者(4月から就労予定)では「報酬を得るため」(50.4%)、「自分が成長するため」(49.6%)が上位となりました。「報酬を得るため」と答えた割合を勤務年数別にみると、正社員2年目では72.6%、正社員6年目以上では84.4%と、おおむね年代が上がるにつれて割合が増加していました。

同様に、「過去1年間での、仕事に役立てることを目的とした学習機会の有無」について、「研修など会社が提供する機会があり参加した」と答えた割合を勤務年数別にみると、正社員1年目では27.7%であったのに対して、3年目では15.0%と大きく低減していることが分かりました。

さらに、「ロールモデル(考え方や行動の規範になる人物)の有無」について「ロールモデルとなる人がいる」と答えた割合を勤務年数別でみると、正社員1年目では42.4%であったのに対して、正社員3年目では20.3%と、こちらも大きく低下していることが分かったそうです。

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