葬儀の喪主「しっかりと務められると思わない」7割弱 「それどころの心境ではない」「知らない事や段取りが多すぎる」

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初めて葬儀の喪主を務める際に不安を感じる人もいるのではないでしょうか。そこで、全国の男女1393人に「葬儀の喪主」に関する調査をしたところ、喪主を務めたことがないと答えた人のうち、7割弱が「喪主をしっかりと務められると思えない」と回答したそうです。

株式会社NEXER(東京都豊島区)が運営する『日本トレンドリサーチ』が、『斎奉閣・家族葬会館 和ごころ(株式会社三重平安閣/三重県四日市)』と共同で2023年3月にインターネットで実施した調査です。

まず、「葬儀の喪主を務めたことがありますか」と聞いたところ、「ある」と答えた人は42.1%、「ない」と答えた人は57.9%でした。

喪主を務めたことが「ある」と答えた587人に「喪主を務めるうえで、大変だったことはありますか」と聞いたところ、65.2%の人が「ある」と回答。

具体的には、「なにもかも一人で決定しなければならずただ疲れた」(50代男性)、「何をしていいのかわからない、判断するための基準がない」(60代男性)、「当日来られた方々の半数以上が知らない人であいさつするにも戸惑った」(70代男性)、「辛い心で返礼品を決めたり、葬儀の細かい打ち合わせをするのが大変だった(70代女性)といった声が寄せられました。

また、40.4%の人が「喪主を務めるうえで、困ったことがあった」と回答。具体的には、「お布施の相場がよくわからない」(60代男性)、「どのようなものを用意したり、人を頼まなければいけないのかわからない」(50代男性)、「慣れない人前での挨拶や、関係が薄くなった親戚への対応」(60代男性)、「親戚がいろいろと口を出してきていちいち文句を言う人までいた」(60代男性)、「自分でいいのか?まだ29歳だった」(50代男性)といった葬儀の決まり事や手順などに関する声が寄せられています。

   ◇   ◇

一方、喪主を務めたことが「ない」と答えた806人に「もし今後、喪主を務めることになったら、しっかりと務められると思いますか」と聞いたところ、68.4%の人が「しっかりと務められると思えない」と回答しています。

その理由としては、「どこか抜けている気がする」(60代女性)、「悲しみが止まらないから」(50代男性)、「知らない事や段取りが多すぎてちゃんとできる自信がない」(50代女性)、「喪主をするということはかなり近い人が亡くなったということ。それどころではない心境だと思う」(40代女性)といった意見が寄せられたそうです。

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【出典】
▽日本トレンドリサーチ/【葬儀の喪主】務めたことがない68.4%が「しっかりと務められると思わない」
https://trend-research.jp/17068/
▽斎奉閣・家族葬会館 和ごころ
https://saihokaku.jp/

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