相手に何かをお願いしたとき、言い方ひとつで気持ちが明るくなったり、逆に沈んでしまったりすることはあるでしょう。そんな日常の様子を切り取ったB.B軍曹さんの作品『好感度が上がる夫の話し方』がInstagramに投稿されました。
物語は、作者が学生時代の病院実習中に経験した苦い思い出から始まります。指導薬剤師に質問した際、「今じゃなきゃダメ?」「忙しいのがわからない?」と厳しく突き放されたことが彼女のトラウマになっていました。
時が流れ現在のとある日に、作者は仕事中の夫にお風呂掃除を頼もうとします。しかし仕事をしていた夫に話しかけてしまったことで、かつてのトラウマが蘇ります。作者は「今じゃなきゃダメって怒られるかな?」と不安になるものの、夫から返ってきたのは意外な言葉でした。
それは「今すぐやると雑仕上げになるから3分待って。3分後に最高のクオリティで仕上げるから」というものです。ただ「待って」と断るのではなく、前向きな理由と期待感をプラスして返してくれた言葉に、作者は改めて夫の素敵さを実感します。
読者からは「こんな台詞聞いたら泣くな最高だわ!」「最高クオリティのお風呂、なんかすっごく楽しく入れそう笑」など、夫の言葉への賞賛の声が数多くあがっています。そんな同作について、作者のB.B軍曹さんに詳しく話を聞きました。
同じ意味でも伝え方で反応が変わる
ー過去の指導薬剤師の方の言葉と、髭の言葉の決定的な違いは何だと思いますか?
一番の違いは、相手を「止めたい」のか、「前に進ませたい」のかだと思ってて。指導薬剤師の方の「それ、今じゃなきゃダメ?」という言葉は、表面上はタイミングの指摘ですが、受け取る側には「判断が間違っている」「空気が読めていない」と、人格や能力まで否定されたように響いてしまう言葉なんですよね。
一方で髭の言葉は、「今すぐやると雑になるから、3分待って。3分後に最高のクオリティで仕上げる」と、目的と理由が先に共有されています。同じ「今じゃない」という内容でも、否定から入るか、納得から入るか。この差が、相手の心の防御反応を大きく変えるのかなと思います。
ーこの言葉を聞いたとき、軍曹さんの気持ちはどう変化しましたか?
正直に言うと、一瞬で「責められている側」から「同じ方向を向く側」になりました。「今じゃない」と言われると、普通は邪魔だったかな、タイミング悪かったかなと、萎縮してしちゃうじゃないですか。
でも髭の言葉には、「ちゃんとやる気はある」「いい仕上がりにしたい」という前提が含まれていました。なので私は、「断られた」ではなく、「一緒により良い結果を目指している」と自然に受け取れたんです。結果として、待つ3分も嫌じゃなかったし、むしろ「楽しみ」に変わっていました。
ー軍曹さんにとって“好感度が上がる話し方”とは?
私にとってそれは、「相手を否定せずに、行動だけを調整できる話し方」です。なぜ今はできないのかという「理由」があり、ただのNOで終わらない「代替案」があり、そして何より「相手に悪気はない」という信頼を前提にしていること。この要素が揃うと、人は自分の気持ちを過剰に守る必要がなくなります。そうした安心感があるからこそ、結果として好感度も信頼も積み上がっていくのだと思います。
<B.B軍曹さん関連情報>
▽Instagram
https://www.instagram.com/b.bgunso/
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