常習犯?ベビールームで下半身を晒して寝ていた男…「予期せぬ遭遇に恐怖感」「親の自衛だけでは不安」 商業施設に対策を聞いた

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「注意喚起もかねて… 明日は我が身と思っていたけど、この間ベビールームで不審者に遭遇。ベビールームの扉開けたら、若めの男がソファに寝ながら下半身晒してた? 扉開けたら何故かあちらがびっくりして(?)ズボンあげて起き上がったけど、どうしていいかわからずとりあえず離れる(…続く)。

平日の昼過ぎ、銀座の商業施設で小さな子どもを連れて友だちといっしょにお買いものを楽しんでいたR1y2mさん(@o6_baby_o6 以下Rさん)。ベビールームで不審な人物に遭遇したことをSNSで知らせるとともに、「ベビールームを利用する時はとにかく気をつけて!」と呼びかけました。思い出したくもないゾッとする光景に出くわしたRさんですが、「私のような体験をする人が減って欲しい」と取材に応じてくれました。

「予期せぬ遭遇に恐怖感しかなく…親の自衛だけでは不安」

ファッションビルや百貨店、病院などの公共施設にあるベビールームや授乳室は、乳幼児やその家族がおむつ替えや授乳、調乳を心おきなく行える場所。誰でも利用しやすいように鍵は付けていないことがほとんどです。また、おむつ替えや授乳などを行う場所であるため、防犯カメラの設置も限られ、やや奥まった場所に設えられています。このような特徴に目をつけ、本来の目的とは異なる使い方をする人や良からぬことを企む輩も、最近話題になりつつあります。

Rさんが、不審な男を見たのは平日の昼過ぎ。友だちと自身の1歳になる子どもと一緒に、ベビールームへ入ろうとしたところ、男がズボンを下ろした状態でソファに寝転がっていたそう。「ひとりでした。私たちもびっくりして固まってしまいましたが、向こうも慌てていました。SNSなどでこのような事態があることは知っていましたが、まさか自分に降りかかるとは! パニックになって、とにかくその場から離れることにしました」。

ベビールームから出てきた男を遠巻きに見ていたRさんたちを男もチラ見。「逃げるわけでもなく、こちらの様子を伺っている感じで。子どもに危害を加えられてはいけないと別の階へ移動して、サービスカウンターで事の顛末を伝えました」。

Rさんの投稿には「ベビールームでオムツ替えてたらおじさんが入ってきて道を塞ぐように電話し始めて謎にこっち見てるから嫌な気分になって此方もじーっと見続けたら出て行った」「スーパーなどの遊具がある遊び場も要注意です。娘が小さい頃、少し距離を取ってずっと見ていて帰ろうとしたらついてくる人いました」と実際に不審者に遭遇した人からのコメントも。

また、「ベビールームで弁当食うおっさん情報も。目的外使用者は不法侵入者でヤバい奴」といった目撃談も寄せられ、「不審者だけでなく、水筒に調乳用のお湯を使ったり、ベビールーム内で食事したりする人がいることにもびっくりしました。トイレだったら用を足す以外入らないのに、ベビールームは簡単に入ってこれるのが理解できません」と驚きを隠せないRさん。

「きっとあっちこっちでやってそう。捕まればいい」とのコメントもありましたが、Rさん自身もベビールームにソファがあることを把握していることから常習犯だと感じ、数日経ってから怒りと恐怖心が増してきたことをTwitterで伝えています。「ベビールーム入室前に周りを確認する、夫と一緒の場合は近くにいてもらう、それぐらいしか、自分でできる対策は思い浮かばなくて。なかなか対策が難しいです」。

ひとりでの子連れ外出に恐怖感も持つようになり、だからこそ、「施設側にも限度があると思いますが、出入り口・授乳室内の通報ボタン設置や警備員の巡回は強化して欲しいです。人の出入りが少ない場所にあることが多いけど、例えば、お店を通り抜けなくては入れない場所や常に店員さんの目が届くような場所に設置して欲しい」と対策を求めます。

ベビールームや授乳室での不審者情報はSNSなどで拡散されているものの、一向に改善の兆しはありません。Rさんも「投稿が多くの人の目に止まり、想像以上に不審者に遭遇してる方が多いことに驚きました。それにも関わらず普段のニュース等では見聞きしないなというギャップも。同じ施設内で遭遇したという方もいたので、本当に真剣に対策しているのか、事件として受け止めているのかな?という印象もあります」

今回の現場となった施設「東急プラザ銀座」は、4階・10階・11階にベビールームを配しています。比較的人通りも多い10階の授乳室の扉から出た正面には、Rさんも目にした「警備巡回中」の紙を掲出。同施設は『まいどなニュース』の問い合わせに対して、広報からの伝言として「この件については把握しており、すでに対策も講じております」。今後の対応策についてはお答えいただけませんでした。

東京にいる記者が現地で3月20日に確認したところ、「警備巡回中」の貼り紙はRさんが目にしたものと同じものでした。またベビールーム内の注意書きには、「お子様をお連れのお客様に必要な設備を備えております。お子様をお連れのお客様を優先でご利用ください」といった文面のほか、利用上の注意が記されており、「警備員による巡回のため、立ち入らせていただくことがございます」とのひとことが加えられているものでした。

今回の投稿に対しては多くの子を持つ親は恐怖をいだき、
「ここで遭遇したら逃げ場ない」
「ベビールームは密室で無防備、か弱い女子供しかいないことわかって狙ってます」
「ベビールームに赤ちゃん連れでもない男1人で入ってる時点で通報してもいいくらい。下半身晒してたのならなおさら警察案件」
「不審者情報として警察に情報提供でいい案件。 特定されれば相手の人は警察から注意されますので、遠慮せず」
との声や
「防犯カメラ、 防犯ブザー付けて欲しい」
「見回り強化して欲しいですね!」
と施設側に強い姿勢を望む声もありました。

子連れでのお出かけが快適かつ安心なものであるように、保護者の方は十分すぎる心配りを。また、施設ごとに設置場所や内部の構造が異なるため、保護者の自衛だけでは防ぎきれない面もあります。Rさんは「どうか警備員なり防犯カメラなり対策を」と切実な願いを訴えます。

■R1y2mさん @o6_baby_o6

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