ピーナッツバターにもあった!つぶvsこし戦争 知らなかった、その違い…食べ物の好みの論争は世界共通

竹中  友一(RinToris) 竹中 友一(RinToris)

「外国にもつぶあんこしあん戦争あるんだなと思った」

とツイートしたりゅんかーさん(@ryunca)。

日本人であれば避けては通れないあんこの問題。国民たちは“つぶあん派”と“こしあん派”に分断され、日々仁義なき戦いが繰り広げられていることはご存じの通りです。

しかし、今回りゅんかーさんは、アメリカ人の彼女さんから、なんと外国にも同様の争いが存在することを知らされました。

日本のあんこともいうべき、アメリカの争いの種――それは、ピーナッツバターです。

事の発端は3月某日。りゅんかーさんの彼女さんが、スーパーから帰宅した時のことです。

うえーん、と悲しげな様子の彼女さんに、りゅんかーさんはどしたの?と尋ねました。すると、彼女さんはこのように答えました。

「スーパーに水色のピーナッツバターが売ってなかったので仕方なく青を買ってきた」

彼女さんが買ってきたのは、アメリカの・ホーメルフーズが販売するピーナッツバターブランド「SKIPPY®(スキッピー)」。日本では、フタやラベルの色が水色の「クリーミー」、青色の「スーパーチャンク」の2種類が主に売られていますが、彼女さんによると、あんこで例えるなら水色はこしあん、青色はつぶあんであるとのこと。

「水色こそ至高!青は異端だよ!」

と、自分が水色の方をどれだけ好きなのかを訴え、それが買えなかったことを残念がる彼女さん。

さらには、「水色ピーナッツバター食べる人は『イケメン、優勝、金持ち』、青色ピーナッツバター食べる人は『ブサメン、陰キャ、非モテ、インキンタムシ』」と、テンプレートギャグまでぶちかます有り様(笑)。アメリカ人にとって、これがいかに根深い問題なのかがうかがえます。

ちなみに、そんな彼女さん、あんこも“こしあん派”なのだとか。

なお、りゅんかーさん、「俺結構青色好きなんだけどなあ。つぶあんも好き」と青色のピーナッツバターやつぶあんが好きな方々に対して、さりげなくフォローを入れています。

リプ欄でも大激論が!でも実は両方に良さがある

「私も水色好きです」
「ピーナッツバターは水色しか受け付けません」
「クランチはパンに塗りにくいので、クリーミーをよく買います」
「青好きです。ピーナツつぶつぶの食感が良い…」
「わたしはあんこはこし餡派ですが、スキッピーは青です」
「自分はどっちかといえば粒があったほうがお得感がある」

ツイートのリプ欄でも、自分はどちらが好きか…というコメントが多数寄せられ、大論争が巻き起こっています(笑)。

りゅんかーさんに両者の違いなどについて聞きました。

――ピーナッツバターですが、水色と青色でどのような違いがあるのですか?

りゅんかーさん:彼女によると、チャンク(青色)はピーナッツをダイレクトに味わえるので、彼女的には「チャンク食べるならピーナッツ食べれば…?」と感じるそうです。一方で、クリーミー(水色)は完全にペースト状のため、“バター”らしい食感が認識できるのだとか。チャンクは塩っぽく、クリーミーは甘いというのも大きな違いです。

――断然水色派という彼女さんですが、青色も使われることはあるのですか?どのような使い分けをされているのでしょう?

りゅんかーさん:チャンクは、我が家ではパスタソースに使います。醤油やオイスターソースにチャンクを加え、きゅうりやニンジン、玉ねぎを炒めたものを加えて作ります。クリーミーは、もっぱらサンドイッチ用でブルーベリージャムとピーナッツバターで挟んだ「ピーナッツバタージェリーサンド」にして食べてます。ジャムはベリーの果実系ならわりとなんでもOKで、“アメリカの子供の味”だそうです。

――どちらも美味しそうです!それぞれの良さがあるのですね。ちなみに彼女さん、あんこは“こしあん派”だそうですが。

りゅんかーさん:あんこも好きで、いちご大福が好きですね。

あんこだけじゃない、かの論争も外国に…!

りゅんかーさんのツイートのリプ欄には、このようなコメントもありました。

「つぶあん・こしあん論争と同様に、外国にも、きのこの山・たけのこの里論争のようなものもあるのでしょうか?」

こちらも、それぞれを応援する支持者たちによって激戦が繰り広げられており、販売元が公式で対決企画を組むほど、日本では知れ渡った派閥論争です。

そんな「きのこの山・たけのこの里論争」にまつわる疑問を受け、りゅんかーさんは彼女さんに聞いてみました。彼女さんがちょっと考えて答えたのは、「コカ・コーラ」と「ペプシコーラ」。

…なるほど。両者ともに絶大な支持を集めるコーラ飲料の二大巨頭。納得です。

あんこにピーナッツバター。

チョコレート菓子にコーラ。

比べるモノは違ったとしても、食に対して人それぞれ独自のこだわりをもち、それによって同様の派閥が生まれ争ってしまうのは、万国共通な人間の性質といえるのかもしれません。

  ◇  ◇

りゅんかーさんによると、アメリカ人の彼女さんと過ごす中で、食文化や食の好みの違いに驚かされることも多いといいます。

「私は下町出身で、野菜は火を通して食べる習慣が根付いていたのですが、彼女がセロリなどの生野菜を、ソースやピーナッツバターに付ける“ディップスタイル”にして食べるのには衝撃でした。日本だときゅうり味噌みたいな感じですかね」(りゅんかーさん)

国やその人同士の間で、食べ方についての嗜好は大きく変わってしまうもの。しかし、りゅんかーさんは、その違いをむしろ楽しんでいるようにも見受けられます。

もちろん、「あんこ」や「チョコレート菓子」などの好みを、互いにアピールしたり議論し合ったりする“平和な戦争”も楽しいものです。しかし、より大切なことは、相手の好みを否定せず、互いに受け入れ合う“和睦”の姿勢なのかもしれませんね。

■りゅんかーさんのTwitterはこちら
 →https://twitter.com/ryunca

■「SKIPPY®」の商品情報はこちら
 →http://www.peanutbutter.jpn.com/

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