東京・六本木。大都会にある無機質なコンビニで生まれた、見ず知らずの人同士の交流が話題です。
ツイッターユーザーの「へあぴん」さん(@hair_ping)は先日、知人に不幸があり、コンビニで香典袋を購入しました。香典に包むお札は新札よりも古札というマナーがあるため、店員さんに相談します。
「申し訳ないんですが、お釣りをくたびれた五千円札でいただけます?」
あいにくレジの中の五千円札は新札ばかり。するとお会計に並んでいた男性2人と女性1人がまちまちに「あるぞ!」「私もある!」。
へあぴんさんと来店客3人は五千円札を見比べながら、こんなやりとりを交わしました。
「こっちのほうが折り目たくさんあるね!」
「俺のやつのほうがシミついてる!」
「じゃあおじさんの持ってるこちらを交換させてください!ありがとうございます!ありがとうございまーーす!!」
へあぴんさんはこのときの様子を「一番くたびれた五千円札決定戦」とユーモアを交えて表現。実は、亡くなられたのはへあぴんさんの友人の身内の方だったそうで「同い年の友人の身内の方ということで、少し心が重たくなっていたところを、何だか少し軽くしてもらったような気分でした」と振り返ります。
「新札がないときは…」アドバイスも
へあぴんさんはこの出来事を自身のツイッターに投稿。ユーザーからは「いい話だ」「すてきな協力」「心にしみる」「こういう話をもっと知りたい」など、感動の声があふれました。
また、香典に包むお札のマナーに対しては、「新札だと前々から用意していたようで失礼ですもんね」「冠婚葬祭は地方によって違うから戸惑うこともある」といった声も。
新札しかない場合の対処法としては、「ピン札に折り目を入れて使ったことありますよ」「新札は真ん中で折って入れるだけでもいいと聞きました」「最終手段としてはピン札を折りまくるという手も」などのアドバイスも寄せられました。