「猫、寝ている息子に触ってみたいらしくそっと近づくんだけどなんかいつもやり方を間違えている」というつぶやきと共に、原田ちあき(@nijinoyatu)さんがTwitterに投稿した2枚の写真が話題です。
1枚目に写っていたのは、「はらぺこあおむし」の布団の上ですやすや眠る赤ちゃんと、赤ちゃんをそっと見つめる茶トラの猫ちゃん。しかし2枚目に写っていたのは、クッションからずり落ち、赤ちゃんの布団に顔だけを突っ込むヘソ天でおっぴろげの猫ちゃんの姿!
赤ちゃんのお母さんで、京都芸術大学の講師も務める漫画家/イラストレーターの原田ちあきさんにお話を聞きました。
「そうはならんやろ!」
「おっぴろげ(笑)」
「そうはならんやろ案件w」
「多分、色々な感情が渦巻いて訳分からんようになってしもたんやろなぁ」
こんな愉快なリプライが殺到したのは、2021年末に原田さんが保護したマイペースでやんちゃな茶トラ猫の男の子、ぎがちゃん。昨年末に生まれた息子さんと初めて対面した日から、「赤ちゃん」に興味津々だったそうです。
「息子のことは遊び相手だと思っているようで、たまに遊びに誘おうと試みていますが、息子からは完全に無視されています。ごめんな…まだ産まれて二ヶ月なんだ…遊べるようになるのはもうちょっと後だ…」と、今年2月に投稿された原田ちあきさんのオフィシャルブログ「ハラダチ日記」でも紹介されていたぎがちゃんついて、原田さんに詳しく伺いました。
寝姿に「何らかのチャンス」を感じている
ーー寝ている息子さんを起こすまいとする優しさが空回りしたのでしょうか(笑)。
「赤ちゃんに興味はあるみたいなのですが、声が少し苦手なようで、触りたいけど触ると起きると思っているのか、いつもヤキモキしている様子です。今回も触ろうか迷っている間にソファから落ちてしまいました」
ーー起きてる息子さんには近づかない…?
「起きている時はあまり近づいてきません!寝ている間に何らかのチャンスを感じているようです」
距離感を間違えたり、夫の腹を踏み抜いたり…
ーー「そっと近づくんだけどなんかいつもやり方を間違えている」と、ツイートしていらっしゃいましたね。ぎがちゃんはいつもどんな風に間違えているのですか?
「ぎがはやんちゃ過ぎて、全ての家族との距離感を絶妙に間違えています。先住猫を子猫だと思い込み、同じテンションで遊ぼうとしたり、先住犬にもゲート越しに挑発してみたり、夫のことを思い切り踏み抜いて走り回ったりなどしています」
ーーぎがちゃんの他にも、お家には元保護猫のいちまつちゃん、元保護犬のとこちゃんが暮らしているのですね。わんニャンズと赤ちゃんがうまく暮らせるよう、工夫されていることはありますか?
「狭い家ではあるのですが、もともと息子が生まれる前から、犬と猫の生活空間を分けていました。今はその犬と猫の空間をガラリと入れ替えています。理由は、犬がかなりのビビりで、トレーニングを受けたりもしているのですが、不意に鳴る大きな音や動きが苦手なので、子供のいる空間と切り離して様子を見ています。少し私たちと会う時間が減り、寂しがるかな?と思っていましたが、とこ自身も一人になる時間が出来たのを気に入っているようです」
◇ ◇
マイペースでやんちゃなぎがちゃんですが、幼い息子さんには決していたずらをしないそうです。ぎがちゃんの息子さんに対する優しさは、「息子には一切悪さをしませんが夫のみぞおちは踏み抜きます」というツイートと共にTwitterに投稿されていた、ご主人のリアクションも最高な写真を見れば一目瞭然です。
■原田ちあきさんのTwitterのサブアカウント「原田サブちあき」
■原田ちあきさんのInstagram「cchhiiaakkii9」