「そんなことより猫かわいい!」厚労省の“アニサキス注意喚起”ツイートが話題…しかし、なぜ猫が?? 担当者に聞いてみた

小森 有喜 小森 有喜

厚生労働省が寄生虫「アニサキス」について注意喚起するツイートで、一見関係のない猫の写真が添付されていることが話題になっています。「可愛くてつい見てしまった!」「猫出しとけば注目すると思ってるでしょ。その通りです」と大好評。同省の担当者に意図を聞きました。

アニサキスはサンマやサバなどに寄生。寄生した魚を生で食べると幼虫が胃や腸の壁に侵入し、食中毒を引き起こす可能性があります。厚生労働省食品安全情報(@Shokuhin_ANZEN)が16日に投稿したツイートでは【酢や塩での調理でアニサキスは死滅しません!】といった注意が記されていますが、注目を集めたのはサンマのおもちゃで遊ぶ猫でした。

「はい、これは私の猫です…」。厚生労働省に電話すると、担当課の女性職員が取材に応じてくれました。食品衛生などに関する情報を発信するアカウント。大切なことだからこそ、何とかして多くの人にツイートを届けることはできないかと頭を悩ませた結果「猫が登場すれば目に留めてもらえるかも」と思いついたそうです。白羽の矢が立ったのは職員が飼っているノルウェージャンフォレストキャットの「こと」ちゃん。サンマのおもちゃはもともと持っていたもので、今回初めてツイートに登場しました。

「鮮度を徹底」という写真ではサンマに手を添えることちゃん。サンマをじっと見つめる写真は「目視で確認」、抱えて温めているような写真では「冷凍/加熱が有効」と、中身もしっかりアニサキスの注意喚起になっています。「※猫パンチや猫キックではアニサキスは倒せません」という注意書きも笑いを誘います。

17日午後1時の時点でリツイートは2万4000回を超え、インプレッション(ユーザーに表示された回数)は300万回を超えているそうです。引用リツイートやリプライでは「猫ちゃんがかわいすぎる件について」「最高です!」「良いぞもっとやれ」と猫好きたちが大喜び。「いきなりこんなに反響を頂けてびっくり。とてもうれしいです」と職員。これをきっかけにアニサキスの対策を知ったという声もあったそうです。こうしたツイートの第2弾を出すことも検討しているとか。今後もことちゃんの名演技から目が離せません!

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