スーッと寝たいのに…20代女性の4人に1人「布団に入ってから眠るまで60分以上」 直前までSNSや動画視聴

まいどなニュース情報部 まいどなニュース情報部

突然ですが、みなさんは寝付きは良い方ですか。全国の20~59歳の男女858人を対象に聞いたところ、40代~50代女性の約半数が20分未満に眠りについている一方で、20代女性の約4人に1人が眠るまでに60分以上かかっていることが分かりました。また、眠るまでにしていることとしては、20代女性の半数以上が「SNS」と回答したそうです。

Emma Sleep Japan合同会社(東京都中央区)が、「働く女性の睡眠と健康に関する意識調査」と題して2023年2月にインターネットで実施した調査です。

まず、「健康のために意識して行っていること」を教えてもらったところ、男女と共に「十分な睡眠」(女性57.9%・男性53.5%)、「栄養バランス」(女性38.9%・男性37.3%)が上位を占めたほか、女性回答では「ストレスをためない」(38.4%)、男性回答では「ウォーキング」(30.0%)が3番目に多い結果となりました。

一方で、「健康のために意識しているが改善できていないこと」については、「ストレスをためない」(女性36.8%・男性26.3%)、「十分な睡眠」(女性36.1%・男性34.3%)が上位に挙げられたほか、女性回答では「栄養バランス」(30.8%)、男性回答では「体重管理」(21.8%)が3番目に多くなっています。

続いて、最も多かった「睡眠」について、「睡眠の質を高めるために意識してやっていること」を教えてもらったところ、男女ともに「入浴」(女性41.0%・男性32.4%)が最多となったほか、女性回答では「体を温める」(27.1%)、「長時間寝る」(23.4%)」と続きました。その一方で、「何もしていない」(女性20.8%・男性31.0%)と回答した人が一定数いることが分かりました。

女性の5人に4人が、睡眠の質を高めるために何かしら意識をして行っていることが判明した一方で、「睡眠不足を感じることがあるか」どうかを聞くと、女性の50.5%が「常に感じる」「良く感じる」と回答しており、意識をしているにも関わらず、質の良い睡眠をとれていない人が多くいることがうかがえます。

また、「眠りにつけない理由」としては「プライベートの考えごと」(27.3%)、「心配ごと」(25.9%)、「仕事の考えごと」(23.6 %)が上位に挙げられ、心理的な要因が、睡眠の妨げになっていることが分かりました。

次に20~59歳の女性432人に対して、「布団・ベッドに入ってから眠りにつくまでの時間」を聞いたところ、40代では42.7%、50代では51.0%が「20分未満」で眠りについている一方で、20代女性の約4人に1人が「60分以上」かかっていることが明らかになりました。

また、「布団・ベッドに入ってから、眠りにつくまでにしていること」としては、20代女性では、「SNSをみる」(55.1%)、「動画視聴」(48.6%)、「ネットサーフィンをする」(28.0%)など、眠る直前まで布団・ベッドの上で長時間に渡って液晶画面を見ている傾向がみてとれました。

さらに、46.1%の女性が「女性ならではのホルモンバランスの乱れが理由で眠れないと感じることがある」と回答。特に「生理」(26.4%)や「更年期」(16.4%)、「生理前(PMS)」(13.7%)などの時期にそう感じることが多いようで、ホルモンバランスの乱れが睡眠にも影響を与えていることがうかがえます。

最後に、「ホルモンバランスの乱れからくる不調で改善したいこと」を教えてもらったところ、「イライラ」(49.3%)、「だるさ」(40.5%)、「感情の起伏」(40.3%)が上位に挙げられ、気分や体調など、様々な悩みごとを解決したいと感じていることがみてとれる結果となりました。

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