「私お散歩ガチ勢なんだけど「街を見渡すとよく老人が散歩をしているだろう。あれは何故だか分かるか?老人になるとみな散歩が好きになるという訳ではない。散歩をする習慣のある者だけが生き残っているのだ」という眉唾もんの話を聞いてとりあえずこれからもずっとガチ勢でいると誓った。生き残りたい。」
ふくれあがったおもちさん(@_fukuremochi_ 以下おもちさん)のお散歩への思い、そして決意表明。衝撃的な事実やおもしろおかしいことをつぶやいたわけでもない140字に、4.7万件のいいねがつきました。
「ていうか、生き残る為に歩いてるんだな。私は」
「確かに、散歩している人は元気なような気がします。私自身も散歩は大好きで、運動のためもあるけど、何より気持ちがスッキリしますもんね。これからも散歩続けたいと思います」
「自転車で走り回っていた高齢者が自転車に乗れなくなり歩いている説もあります。特に独り暮らしの人は杖やカートを使ってでも毎日歩かないとあっという間に歩けなくなる、買い物に行けない・起きられない・立てない。トイレに行くにも苦労するらしいです」
「歩いて話して自分で噛んでものを食べることが脳と肉体の健康寿命を伸ばすことに繋がるらしい」
「実父(92)も散歩してます。手術後言動が怪しくなりましたが、お散歩出来るようになったら徐々に戻りました。歩くの大事」
共感のリプとともに、高齢者のウォーキングについての私見を述べる人や、身内の実体験を語った人が続出しました。
さらに、「お散歩ってどんなタイミングでどんな風にしたらいいかわかんない… どこの軒先の花がもうすぐ咲きそうとか、そういうのは見つける方だけど、見つけて終わり。羨ましいし尊敬する」とお散歩に縁遠いと思われる人、「お散歩をより楽しむコツや意識されていることなどありましたら、ご教授願えませんでしょうか?」と質問する人も。
おもちさんのお散歩の楽しみ方とはいったい?ご本人に聞きました。
日常のお散歩だって冒険気分で楽しみます!
散歩の楽しみ方について、「積極的に迷子になりにいくことです!私は方向音痴なので「あっちにイルミが見える〜」「可愛いお花〜」「綺麗な建物〜」と思いのまま進んでいるうちに迷子になってしまうんですが、お陰で身近なエリアも新鮮な気持ちで楽しめています。あと地理オタの友達と歩くのも楽しいです。いろんなこと教えてくれるので」と教えてくれたおもちさん。
「老人になるとみな散歩が好きになるという訳ではない。散歩をする習慣のある者だけが生き残っているのだ」という言葉をある人から聞いた時、お散歩ガチ勢だからこのままずっと歩き続けよう、と思ったそう。
でも、歩ける日もあれば歩けない日も。1日に10000歩などノルマを課すことはせず、歩ける時に気が向くままに。「一度のお散歩で3駅分以上は歩いてると思います」。積極的に迷子になることをおすすめするのは、「あてもなく歩いていると、“なんかここは気のいい場所だな”と思える場所に出会えたりします。その場にいるだけで癒されるとか、気持ちが晴れるような場所ですね。例えば公園とか神社とか公会堂とか。あとは美味しそうな飲食店を見つけたり、インスタで元々フォローしてていつか行ってみようと思っていたアパレル店を見つけて入ってみたらたまたまセールをしていたりと、ラッキーなこともあります」。
おもちさんのお散歩好きは子どもの頃から。自転車でひとり、家からひたすらまっすぐ進んで知らない道まで行くのが好きだったそうで、「見たことない景色や建物が新鮮で、ただ隣町に行っただけなのに「自分の世界が広がった」ような感覚になってわくわくしたのを覚えています」。
健康に良いという点は意識してこなかったそうで「ただただお散歩が好き。単純に冒険みたいで楽しいです」。方向音痴ということもお散歩の楽しさにプラスに働いていると語ります。ひとり歩きも好きだそうですが、「友達など好きな人たちと散歩するのも好きです。“ただ一緒に歩いているだけなのにこんなに楽しいなんて。やっぱうちらってマブだな”みたいなことを実感できるのも魅力の一つなんです」。
寒い冬が終わり、春へ一歩ずつ近づいていることを実感できる今日このごろ。「ちょっと外に出てみようかな」と考える人も多いと思います。通ったことのない路地を歩いてみたり、気になっていたお店に入ってみたり、地図アプリに頼らず、ただただ歩いてみませんか。遠出をしなくても新しい出会いがあるかも。ぜひ、お散歩ガチ勢になりましょう!
■ふくれあがったおもちさんTwitter @fukuremoch