4歳児のお母さん「おしそ」さんは毎晩、就寝前の絵本の読み聞かせを習慣にしています。ある日の夜、選んだ本は「ねずみくんのチョッキ」。いつものように表紙を開き、1ページ目のタイトルや作者名を読んだところ、お子さんは突然笑い出しました。
「チが、きてる」
タイトル文字の「チ」の文字が、主人公ねずみくんのトレードマークである赤いチョッキに腕を通したようにデザインされていたのです。お子さんは文字がチョッキを着てることが笑いのツボだったらしく、しばらく笑いが止まりませんでした。
このときの様子について、おしそさんは「いつもタイトルや作者も口に出して読んでいるのですが、突然笑い出し『チが、きてる』と説明しながら『わらいがとまらない』としばらく笑っていたのがかわいかったです」と振り返り、「作り手側の細工に気付き、理解して笑うことに成長を感じましたし、このままユーモアで誰かをほほえませるような、和やかなバトンを繋げられるような人になってくれたら」と思いを語りました。
出版社の公式アカウントも反応
おしそさんはこの出来事のあと、自身のツイッター(@_______aona)を更新。「寝る前に『ねずみくんのチョッキ』を読もうとしたけど開いて1ページ目のタイトルで『チがwwwチョッキwwwwwきてwwwるwwwww』と4歳児がツボってしまって読み進められなかった」と投稿すると、「いいね」の数は10万を超え、ついには「ねずみくんのチョッキ」シリーズを発売する出版社「ポプラ社」の公式ツイッターアカウントが「気づいていただけてうれしいです」と反応するほど。
ユーザーからは「4歳の感性がステキ」「かわいい」「よく見つけましたね」「これは大人でもツボる」「めちゃくちゃ笑った」「今まで何回も読んだのに気付かなかった!」「うちのも着てた。全然気付かなかった」などの声が続々と寄せられ、拡散は現在も続いています。
▽「ねずみくんのチョッキ」 1974年発売。作・なかえよしを、絵・上野紀子夫妻によるシリーズ累計450万部を超える人気シリーズ。2022年11月には39作目「ねずみくん だーれだ?」が発売された。