ドリンク市場を席巻…話題の「ソイ=大豆」に熱視線

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日本でおなじみの大豆

日本食においては醤油、味噌、豆腐、納豆など大豆由来の食品には事欠きません。この大豆、英語で言うところの「ソイ」として世界的にブームとなっています。醤油のことをソイソースと言いますが、まさにその「ソイ」です。

その「大豆=ソイ」の世界的消費量はここ50年で10倍ぐらいに増加しています。もっともこれは、中国で肉食する人が増えて、その家畜飼料として増えたのが一番の原因ではあるのですが、とくに欧米において大豆由来の食物を食べる人がかなり増えています。

大豆が健康食材ということで、約20年前にアメリカで「もっと大豆を食べましょう」的なキャンペーンが行われて以来、じわじわと増えてきているという状況です。居酒屋メニューとして知られる枝豆も、欧米では「edamame」で通じるほど浸透してきました。

「肉より大豆」の傾向も

もともと大豆加工食品が多数ある日本においても、あらためて大豆の重要性に着目する人も多く、豆乳や納豆は年ごとに売上を伸ばしているとか。日本でも20代の若者に限れば20人に1人がベジタリアンだというデータもあって、肉より大豆、という流れになってきているのかもしれませんね。

そういった背景もあって、大豆やアーモンド、オーツ麦などを原料とした「植物性ミルク・植物由来素材」に注目が集まり、日本でもこれにまつわる商品が10年前に比べて約2倍も売れているそうです。実際、私が普段見ているグルメや食関連のSNSでも、ソイ系のフード、スイーツを投稿する人が増えてきた感じですね。

ソイドリンクが急増

街のコンビニでも、植物性ミルク・植物由来素材を使用したドリンクはよく見かけるようになりました。ドリンクの棚を覗けば、豆乳、アーモンド系ドリンク、ソイラテなど、植物由来素材に着目したドリンクが多数置かれています。 

例えば、先月28日にサントリーから発売されたのが「クラフトボス コーヒーニューニュー ソイ&ミルク」。昨年30周年を迎えたサントリーの名ブランド「BOSS」のシリーズからの、植物由来素材を使った商品です。

新しいソイドリンクの名前は…コーヒーニューニュー?

まずユニークでかわいい商品名が気になるところですが、乳原料に大豆などの植物由来の新原料を加えた「ハイブリッドニューミルク製法」により、ミルクの濃厚な満足感を楽しむことができるとのこと。「ソイモカ」「ソイバナナオレ」のテイストも同時発売されます。

今後、単なるブームに終わらず、日常に深く浸透してきそうな「ソイドリンク」。今のうちに、一度は試してみたいところです。

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