最近は、街中でもオシャレなカフェが増えました。おいしいコーヒーが飲める一方で、メニューの種類がありすぎて、どれを注文したらいいのか困ってしまうことも。特に「〇〇ラテ」関係はいっぱいあるような気もします。今回はカフェに詳しいライターの西さんが、最近さらに進化している「〇〇ラテ」について解説します。実はコンビニで手軽も買えるおすすめ商品もあるんですよ。
ペットボトルラテの新時代が到来
ここ数年、コーヒー専門店ではラテに使用するミルクを選べる店が急増中。牛乳以外に、豆乳、オーツミルク、アーモンドミルクなどから選べ、ミルクの種類ってこんなにたくさんあったんだと驚くほど、多彩な顔触れです。
さらに最近ではスーパーやコンビニでも〇〇ラテをよく見かけるように。いろんな飲料メーカーが、工夫を凝らしたラテを開発している模様です。特にペットボトルの〇〇ラテは本当に直近で急激に増えている印象。
近所のコンビニにも、コスタコーヒーのヘーゼルナッツラテとハニーラテ、サントリーのクラフトボス ソイラテ、ジョージアのアーモンドミルクラテなどが。
これだけ急激にラテの新商品が増えていると、職業柄気になるもの。目についたものを買い込んで、飲み比べをしてみました。
思いがけずソイラテ逆転優勝
あれこれ飲み比べてみた結果、一番好きだったのはサントリーのクラフトボス ソイラテ。9月19日にリリースされたばかりとあって、近所のスーパーでも新発売とアピールするポップでプッシュされていました。コーヒーのフレーバーにソイのやさしい甘さが絶妙に溶け込んでいて、とてもおいしい。これは個人的には驚きでした。
私は、豆乳自体は好きなのにソイラテにはいまいちハマれませんでした。理由は、豆乳特有の大豆の風味がエスプレッソとうまく調和していないと感じていたから。それでも女性としては牛乳よりヘルシーなイメージがある植物由来のミルクを選びたいなと思い、カフェ巡りでもソイラテを積極的にチョイスしていました。まさかのペットボトルのソイラテに理想が詰まっているなんて。このクラフトボスソイラテの原材料を見てみると、目立つように「豆乳」「大豆粉末」と赤字で明記されています。豆乳100%ではなく、大豆粉末があるから豆乳特有のクセがなくおいしくなったのかもしれません。
脂質が気になる人に
大豆由来の乳飲料の多くは牛乳より脂質分が少なめ。今回のソイラテも、牛乳のラテと比べて飲んだ後の体の負担が少ないように感じました。脂肪分が多いものって、消化に時間がかかりますもんね。脂質の多さは、中年なら誰しもが気になるところではないでしょうか。
マイルドな甘さで、体への負担も少なく、とにかくやさしいソイラテ。ガツンとした苦いブラックコーヒーが好きな人、牛乳ならではのミルキーな甘さが好きな人にもおすすめです。
◆西 倫世 ライター。カフェの業界誌「カフェレス」でコーヒー専門店を数多く取材。その他、雑誌やWEBサイトで、カフェを中心に飲食店の取材原稿を書く。FM大阪のラジオ番組では大阪のトレンドを発信するコーナーの情報収集を担当。