「将来子どもはほしくない」Z世代の約5割が回答

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Z世代の約5割が将来、子どもをほしいと思っていない…。ビッグローブ株式会社(東京都品川区)が運営するインターネットサービスプロバイダーの『BIGLOBE』は、そんな調査結果を発表しました。また、子どもがほしいと思わない理由については、子どもがほしくない人のうち、4割強が「お金の問題以外」と回答したそうです。

調査は全国の18~25歳の男女500人を対象に「子育てに関するZ世代の意識調査」と題して、2023年2月にインターネットで実施されました。

まず、「結婚と子育て」について聞いたところ、「将来結婚して、子どもがほしい」(44.9%)、「将来結婚という形にこだわらなくても子どもはほしい」(9.4%)、「将来結婚もしたくないし、子どももほしくない」(36.1%)、「将来結婚はしたいが、子どもはほしくない」(9.6%)といった回答がありました。「子どもはほしくない」との回答は、あわせて45.7%になりました。

これを男女別にみると、男性は「将来結婚もしたくないし、子どももほしくない」と回答した人が43.4%で最も多く、女性は「将来結婚して、子どもがほしい」が52.0%で最も多くなりました。「子どもがほしくない」という人は、男性が51.3%と半数を超え、男女で差がみられました。

「子どもがほしくない」と回答した209人に理由を教えてもらったところ、「お金の問題」が17.7%、「お金の問題以外」が42.1%、「両方」が40.2%という結果に。また、「お金の問題以外」の具体的な内容を聞いたところ、「育てる自信がないから」(52.3%)、「子どもが好きではない、苦手だから」(45.9%)、「自由がなくなる(自分の時間を制約されてたくない)から」(36.0%)といった回答が上位を占めました。

子どもがほしい人の7割弱「進学支援があれば、子どもの人数を増やしたい」

なお、「将来、子どもがほしいと」回答した248人に、「自身の子ども時代(自身が育った環境)」について、複数の質問をしたところ、「習い事はある程度、させてもらった」と答えた人は83.5%、「経済面で進学はある程度、希望通りさせてもらった」と答えた人は87.9%。

さらに、「将来、子どもにはどのようにしたいか(どのような環境で子育てをしたいか)」を教えてもらったところ、「(自身と同様もしくは以上に)習い事をさせたい」は84.2%、「(自身と同様もしくは以上に)進学をさせたい」は87.5%と、いずれも8割を超えました。

また、「(自身と同様もしくは以上に)習い事や進学が難しいなら、子どもはあきらめるか人数を減らしたい」という人は63.7%、「(自身と同様もしくは以上に)習い事や進学ができるような支援があれば、子どもの人数を増やしたい」という人は66.5%でした。

続いて、子育て支援に関して、どの年代の子どもがいる家庭に支援が必要と思うかを聞いたところ、「妊娠・出産期」(92.3%)、「乳幼児期」(87.1%)は約9割だったほか、「高校生」(68.5%)、「大学生など学業を続ける場合」(69.8%)においても約7割が支援が必要と答えています。

回答者からは、「妊娠から子どもが働ける年齢になるまで経済的支援は必要」(24歳)、「年次が上がるにつれて金額が大きくなる傾向があるため、中学・高校時代の支援もないがしろにしてはならない」(25歳)、「義務教育の場では、家庭の経済格差がでないような手当が必要」(20歳)といった声が寄せられました。

また、「子育て支援が自治体によって異なること」については、「一律にすべきだと思う」(32.0%)と「どちらかといえば一律にすべきだと思う」(32.6%)を合わせて64.6%の人が「一律にすべきだと思う」と回答。

さらに、「子育てをする場合、自治体による子育て支援の違いを引越しの際に考慮すると思いますか」と聞いたところ、「思う」(22.8%)と「やや思う」(48.2%)をあわせて71.0%の人が「考慮すると思う」と回答したそうです。

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