「うちのヤマアラシ見て」…キレててカワイイ猫が話題「ジブリの映画に出てきそう」

渡辺 晴子 渡辺 晴子

「#Twitterキレカワ猫大会 うちのヤマアラシ見て」

こんなつぶやきとともに、愛猫たちの写真をツイッターに投稿した漫画家の秀さん(@hide_pau)。そこに写っていたのは、ヤマアラシではなく、毛を逆立てて超キレてる猫ちゃん! その後ろには茶白猫ちゃんの姿も…どうして、キレちゃったの? 5万超のいいねがついた話題の写真について、飼い主さんに聞きました。

「お毛毛が凄いことに、何があったんでしょう?」

ヤマアラシみたいになっちゃった猫ちゃんは、シロウくん(雄・4歳)。その後ろに座っているのは、レオくん(雄・6歳)です。

「シャーッって聞こえてくる」
「柔らかそうなヤマアラシですねえ…」
「ジブリの映画に出てきそう」
「この子ネコですよ!!」
「めっちゃ荒ぶって威嚇してるのに可愛いが溢れて止まらないのほんと困るんですよね」
「ひゃー!お毛毛が凄いことに何があったんでしょう その後ろで冷ややかな目で見ている(笑)」
「怖かったんでしょうなぁ」

そんな激しく威嚇するシロウくんと静かに見守るレオくんたちの姿に、驚きや笑いにあふれたコメントなどが多数寄せられています。

多くの人たちをくぎ付けにしたシロウくんたち。毛を逆立てるほど、シロウくんは何にキレていたの? 飼い主の秀さんに聞いてみました。

ディズニーシーのお土産を見せたら…猫が威嚇、ヤマアラシに!

――ヤマアラシになっちゃったシロウくん。こちらの写真を投稿しようと思ったのは…。

「ハッシュタグの『#Twitterキレカワ猫大会』を見て、まさにこのハッシュタグにぴったりのあの写真を出さねばなるまいと思いました」

――猫飼いユーザーの大半の方が、キレイでカワイイ…ではなく、キレててカワイイ猫ちゃんを投稿されていますね(笑)。とはいえ、シロウくんは何にキレていた?

「東京での仕事にあわせてディズニーシーに行ったのですが、そのお土産の耳付きフードマフラーを猫たちに見せたところ威嚇されました。フードに付いている耳にびっくりしたようです」

――あらら。耳付きのフードマフラーが何かのケモノにでも見えたとか。あんなに毛を逆立てて威嚇する姿、どう思いましたか。

「シロウくんは普段はのんびりとした性格なので、まさかあんな風に威嚇されるとは思わず驚きました。あそこまで威嚇されたのは後にも先にもこの時だけだったのでちょっと凹みました(笑)。威嚇する姿を見るのが初めてだったので、可哀想なことをしてしまったという申し訳なさもありつつ、正直なところフードマフラーに威嚇する姿がかわいくて少し笑ってしまいました」

――まさにキレカワ猫ですね。一方で、後ろに静かに見守るレオくんの姿が…。

「レオくんはフードマフラーよりも初めて見るシロウくんの威嚇姿に動揺しているようでした。フードよりもシロウくんのほうを見てました(笑)」

――レオくんは、シロウくんにびっくり! 撮影後、ふたりはどうなった?

「フードを手に持っている間はずっと威嚇され続けました。シロウくんの目に入らない場所にフードを隠すまで、行方が気になるようで最後までジッと見張られてましたね…レオくんはそんな挙動不審なシロウくんを見張ってました」

――そんな対照的なシロウくんと、レオくん。普段は、どんな猫ちゃんでしょうか。

「シロウくんはのんびりマイペース、レオくんは甘えん坊な性格で、2匹ともおもちゃとブラッシングが大好きです!」

――ふたりをおうちにお迎えしたのは。

「2匹とも保護猫で、それぞれ生後数カ月のときに引き取りました。詳しくは、漫画に描いてあります」

――猫漫画を描こうと思ったきっかけを教えてください。

「文章を書くのが苦手なので、猫たちとの暮らしの中で起こった出来事を周囲に伝える際に、漫画で説明したほうが面白く伝えられると思い漫画にしました。今ではたくさんの方々に見ていただけるようになり感謝しています」

秀さんは、2匹の猫たちと暮らす漫画家さん、そしてネーム作家さんとして活躍中。著書は「死んだ息子の遺品に息子の嫁が入っていた話」全2巻、ジャンプ+「U太郎侵略中!」ほか。漫画サイト「よめるも」では「成長したら違う生き物だった話」、マイナビニュースでは「この家の主は僕」を連載中です。また書籍「レオとシロウのドタバタ猫日記」が3月9日に発売されます(紙と電子同時発売)。Amazonにて予約受付中。

「レオとシロウのドタバタ猫日記」Amazonにて予約受付中

YouTube「秀さんの今日の猫日記」

「秀さんの活動記録NOTE」

秀さんのTwitterアカウント(@hide_pau)

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