【完成度高すぎ】北海道の郵便局長が作った「SPY×FAMILY」アーニャとボンドの雪像 ひとりで続けて25年…全国的に知られる名物行事に

黒川 裕生 黒川 裕生

今年も北海道では「さっぽろ雪まつり」が盛大に開かれていた(2月11日まで)が、函館から車で40分ほどの場所にある木古内町の釜谷簡易郵便局名物「ひとり雪まつり」だって負けていない。局長が25年前からほぼ毎年ひとりで作っている雪像のクオリティは“本家”顔負けで、取り上げるキャラクターもその年の流行を的確に反映したものばかりとあって、毎年熱い注目を集めているのだ。今年の題材はアニメも大ヒット中の漫画「SPY×FAMILY」のアーニャとボンド。なんとボンドには実際に(大人も)乗ることができるぞ!

「ひとり雪まつり」は、局長の安齋彰さんが1998年、自分の子供を喜ばせようとピカチュウやアンパンマンの雪像を作ったのが始まりという。我が子や近隣住民らの期待もあって、翌年、また翌年…と続けるうちに「やめられなく」なってしまい、規模もクオリティもどんどん大変なことに。さらに近年はSNSで拡散されることも増え、全国的に知られる恒例イベントとなった。

今年は2月2日夜から作業を開始。郵便局向かいの国道沿いに、周辺から雪を文字通り「山のように」集めて固め、チェーンソーやのこぎりなどの工具で削り出していった。雪がしっかり固まるよう、主な作業時間は気温が低い深夜。安齋さんは「57歳の体にはそろそろキツい」と苦笑するが、9日間かけて今年も見事な雪像を完成させ、早くも地元メディアから取材を受けるなど、反響が広がりつつある。

今年は「MISSION:ボンドに乗って写真を撮りSNSで拡散せよ!!」と書いた紙も掲示したところ、反応は上々。「いつも以上に写真を撮ってくれる人が多いように感じています。効果ありですね」と安齋さん。「来週いっぱいは綺麗な状態で見ていただけると思うので、近くにお越しの際はぜひボンドに乗りに来てください」と呼び掛ける。

釜谷簡易郵便局:北海道上磯郡木古内町釜谷95-4

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