【動画あり】今年の花粉飛散量は去年の2倍以上!? 今からできる花粉症対策は? 気象予報士が解説

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まだまだ寒い冬ですが、花粉シーズンはもうすぐ。日本気象協会が発表した2023年花粉飛散予測によると、去年より2倍以上の飛散量になる地域が多い予想に。今からできる花粉症対策も紹介。


2023年シーズンの花粉飛散傾向

ここ数日、とても寒い日が続いていますが、花粉シーズンが近づいています。
1月19日に日本気象協会が発表した2023年花粉飛散予測によると、2023年春の飛散量は、前シーズンを大幅に超える所が多い予想です。

【前シーズン比】
九州から東北にかけて前シーズンより飛散量は多く、特に四国、近畿、東海、関東甲信では非常に多く飛ぶ見込みです。前シーズンは症状が弱かった方も万全な花粉症対策が必要になりそうです。

【例年比】
2023年春の花粉飛散予測は、九州では例年並み、四国と中国、近畿、北陸ではやや多くなるでしょう。東海では多く、関東甲信と東北では非常に多く飛ぶ見込みです。北海道は例年よりやや少ないでしょう。


今からできる花粉症対策

花粉シーズンを少しでも快適に過ごすために、今からできる花粉症対策を3つ紹介します。

①食生活よる対策
アレルギーの改善につながる成分である、「ポリフェノール」や「乳酸菌」の含まれた食材を多くとること良いです。
ポリフェノールには、アレルギー反応を引き起こすヒスタミンの生成を抑える効果があると言われています。
乳酸菌には、体内の免疫バランスを整えてくれる作用があると言われています。

②生活習慣による対策
食生活だけでなく、適度な運動をして汗をかくなど、毎日の生活習慣を整えることによっても、花粉症の症状の緩和につながることがあります。
生活習慣を整えることにより、自律神経のはたらきを整えることができます。

自律神経には、緊張時に働く交感神経とリラックス時に働く副交感神経がありますが、
適度な運動などで交感神経が優位な状態を作るようにすると、花粉症の症状が出にくくなります。

③医療機関による初期治療
花粉が飛び始める1~2週間前に医療機関を受診し、抗アレルギー薬や抗ヒスタミン薬などを服用することで、発症してから薬を服用して対処するより、症状を軽減させることができます。

これらの対策のほかにも、いつ花粉飛散が始まっても良いように、花粉症対策グッズを早めに揃えておくことも忘れずに。
もうすぐ始まる花粉シーズン、早めの対策を行って、乗り切っていきましょう。

動画解説:安齊 理沙

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