心身共に病んでしまってどうしようもない。そんな時に助けてくれたのが、普段は甘えん坊の子供だったという心温まる話がSNSで注目を話題になっています。
きっかけになったのは、玩具メーカーの広報担当にして、馬を被ったアイコンで知られる「田中です」さん(@uma_tanaca)が投稿した「実は心身を病み寝込んでしまい、何を食べても馬くないし何を見てもつまらないし(消えたい)と思って過ごしていたのだけど、7歳の息子と5歳の娘が2人でおにぎりを握ってくれて、『お母さんは寝ていてね』って布団敷いてくれて、絵本の読み聞かせをしてくれて、たくさんハグしてくれたお陰で復活したウマよ!」というエピソードです。
子どもたちからパワーをもらえたという話に、SNSユーザーからは、
「おにぎり持ってくるって泣けますね。人の痛みがわかる良い子です。お子さん素晴らしい」
「うちの子たちも、私が寝込むとまずはお布団をしっかりかけてくれます。そして、マッサージをしてくれます。子供たちが思いやりを持ち始めたのは嬉しいですよね」
「絵本の読み聞かせ、のところで泣きそうになりました」
など、感動したという声が多数寄せられ、「いいね」は1.2万件にもなりました。
田中ですさんにお話を聞きました。
ーー長い間調子を崩されていたのですか。
「1カ月程度ですが、心身ともに強く疲労を感じたのは久しぶりでした。1カ月がとても長く感じました」
ーーおにぎり、美味しかったでしょうね。
「『今日のご飯は任せて』と言ってくれたのですが、まさか本当に作ってくれるとは!と驚きました。具材はゆかりのふりかけを混ぜたものと塩おにぎりで、我が家の定番おにぎりを作ってくれました」
ーー成長を感じましたか。
「もともと優しい子どもたちで、普段からいろんなことを進んで手伝ってくれます。でも、私がそばにいなくてもおにぎりが作れるようになったのかという感動と驚きがありました」
ーー田中ですさんを見て育ったのかも。
「改めて『子どもは育てたように育つ』という言葉を肌で感じた瞬間でもありました。これから成長していく中で、色んな人と関わり色んな体験をして人格が形成されますから、優しい気持ちを持った大人になれるよう頑張って子育てしたいと思います」
ーーお仕事、頑張れそうですか。
「私はシングルマザーなので、私がダメになったら子どもたちが道連れになってしまいます。何がなんでも気張らなければ!と思います。時には疲れて立ち止まってしまうこともあるかもしれませんが、そんな時はまたツイッターから元気をもらい、子ども達から優しくしてもらったことを思い出し、休憩をしながら少しずつ前に進んでいけたらと思います」
みなさんは、田中ですさんの投稿を読んでどう感じましたか。子育てに疑問を感じたら、「子どもは育てたように育つ」という言葉を胸に、改めて我が子を見つめてみるといいかもしれません。