とんカツなどゲン担ぎより受験生に必要なのは… 「入試当日に作ってあげたいお弁当」をプロに聞いた

宮前 晶子 宮前 晶子

「やる気UP弁当」

やる気を起こさせる「アドレナリン」などは、牛肉や卵など良質なたんぱく質のアミノ酸が原料となっています。さらに牛肉には体に吸収されやすい形で鉄分も含まれているので脳の血流アップにも。またピーマンに含まれるビタミンCは加熱にも強く、赤かぶにはポリフェノールも含まれ抗酸化作用が期待できます。対ストレスには摂取したい栄養素です。

「やる気UP弁当2」

人参きんぴらは脳を活性化させるものを多く含むカレー粉とめんつゆで味つけ。豚肉は炭水化物代謝に必要なビタミンB1が多く、エネルギー補給に大切です。長ネギの青い部分も緑黄色野菜です。免疫力や抗酸化作用が高いβカロテンが豊富な緑黄色野菜も意識して摂り入れるといいでしょう。

「眠くなりにくい弁当」

しっかり咀嚼することとクエン酸を含む酸味のあるものを食べることで眠くなりにくくします。梅酢には疲労回復効果も期待できます。鮭には脳の活性化にもかかわるDHAや、様々なストレスから守ってくれる抗酸化作用が強いアスタキサンチンを含みます。食物繊維を豊富に含むきのこ類も血糖値上昇をゆるやかにする効果が期待できます。

「集中力UP弁当」

赤パプリカにはビタミンACEが豊富。豚肉には疲労回復でもあり、炭水化物をエネルギーに変えるために必要なビタミンB1が含まれます。またビーツには、タンパク質、脂質の代謝に必要なビタミンB6や葉酸が豊富。さらに鉄分やそのほか血流にもかかわる栄養素もあり酸素や栄養素を全身へ供給し、パフォーマンスを上げる効果も期待できます。

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