「どうしてあんなにお腹空いてるの!?」家に遊びにくるたび、オヤツのおかわりを要求する子ども 両親ともに放任主義のようだけど…

わたなべ こうめ わたなべ こうめ

冬は外遊びが寒くて、子どもたちの家の行き来が増える時期ではないでしょうか。親としては「オヤツはどれくらい出すべきか?」など、何かと気を遣ってしまいますよね。それでも、礼儀正しい子どもたちなら、微笑ましく眺めていられるかもしれません。しかし、自宅でやりたい放題の子どもがいたら…? Mさん(埼玉県在住、40代、専業主婦)は、家に遊びに来ると食べ物を要求する子どもに困っていました。

ワールドカップ観戦で子どもたちが自宅に集まると…

Mさんには、小学4年生の息子Aくんがいます。Aくんは小学1年生からサッカーチームに入っている活発な少年です。2022年に行われたワールドカップにも夢中で、お友達を誘って自宅でサッカー観戦をすることになりました。

Aくんが誘ったのは5人。19時キックオフの試合だったので、Mさんはお菓子とジュースの他にも「お腹が空くだろうから」と、宅配ピザも注文しました。子どもたちはワールドカップ観戦に盛り上がります。おもてなしの準備は少し大変でしたが楽しそうな子どもたちの様子に、Mさんは「お招きして良かった」と思ったそうです。

しかし、1点だけ気になることがありました。Aくんが誘ったお友達の中の1人(Kくん)が、とにかく良く食べたのです。他の子どもたちはサッカーに熱中しているのに、Kくんはほぼずっと飲み食いしていました。足りなくならないようにかなり多めに用意した食べ物やジュースは、綺麗になくなってしまったそうです。

その後、ワールドカップ観戦がきっかけになったのか、Kくんが頻繁にMさん宅に遊びに来るようになりました。Kくんは挨拶もできるし、調子に乗って家で騒ぐこともありません。しかし、とにかくオヤツをよく食べます。用意したオヤツをあっという間に食べると、平然とおかわりを求めてくるのです。Mさんは強く言えず、要求されるたびにおかわりを出していました。

ワールドカップ観戦のときは「たまたまお腹が空いていたのかも」と自分を納得させていたMさん。しかし、遊びにくる度におかわりを要求されれば、違和感を持ってしまいます。頻繁に遊びに来るので、オヤツ代も負担です。

子どもの母親は放任しているようで…

普段は息子の友人関係に口出ししないMさん。さすがに我慢できず「Kくんってよく食べるけど、どうしてあんなにお腹空いてるのかな?」とAくんに聞いてみました。

Aくんの話では、Kくんの両親は共働きで、日中家には誰もいないのだとか。また、Mさん宅以外の家でも、遊びに行くとよく食べて、当たり前のようにおかわりを求めるようです。家庭によってはオヤツの量を決めていて、おかわりに応じない親もいるという話。もしかしたら、KくんはいくらでもオヤツをくれるMさんに味を占めたのかもしれません。それからも、Mさん宅にKくんは何度も遊びに来ています。しかしKくんの親からは一言も挨拶がありません。

ある日、KくんがMさん宅で夕飯を食べたがりました。断るのが苦手なMさんは「お母さんに確認をとらないといけないから、連絡先教えて」とKくんに伝えます。しかし、Kくんからは「お母さん働いて家にいないし、僕が外でご飯食べても気にしないから大丈夫」との返事。Kくんの母親はかなり放任主義のようです。

結局、その日は夕食前にKくんを家に帰しました。やはり、親の同意なく勝手に食事を与えるのに抵抗があり、それ以上にタダで飲み食いされることにMさんはストレスを感じたからです。Kくんはとにかく食べる以外は普通の少年。だからこそ邪険にもできず、Mさんのモヤモヤは募っていくのでした。

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