近年、食品や光熱費など生活に欠かせないあらゆるものが値上げされ、家計への影響が深刻になっています。物価の高騰は子供の教育費にどのような影響があるのでしょうか。そこで、全国の小中学生の保護者500人に「教育費の値上がり」に関するアンケートを実施したところ、約6割の保護者が「教育費の値上がり」を実感しているものの、それでも続けさせたい習い事のトップは「塾・学習塾」だったことが分かったそうです。
株式会社CyberOwlが運営する塾や習い事に関する総合情報サイト「テラコヤプラス by Ameba」が2022年11月~12月に実施した調査です。
まず、教育費全体の値上がりを感じているか尋ねたところ、21.0%が「とても感じる」、43.6%が「感じる」と答え、合わせて64.6%の保護者が教育費の値上がりを実感していることが分かりました。
これを「学校費」と学校外の「習い事費」に分けて、「学校費の値上がりを感じるか」尋ねたところ、「あまり感じない」が35.8%、「まったく感じない」が25.2%だったのに対し、「感じる」は29.0%、「とても感じる」は10.0%でした。
また、学校費の値上がりを実感している保護者に、どの項目で値上がりがあったか尋ねたところ、もっとも多かったのは「給食費」で29.8%、次いで「部活費」(20.4%)、制服費(19.3%)、「授業料」(17.9%)と続きました。
続いて、学校外での「習い事費の値上がりを感じるか」尋ねたところ、「とても感じる」が18.8%、「感じる」が37.6%だったのに対し、「あまり感じない」は19.2%、「まったく感じない」は24.4%でした。
また、習い事費の値上がりを実感している保護者に、特にどの習い事で値上がりがあったか尋ねたところ、「塾・学習塾」(41.6%)と「水泳」(24.8%)が特に多い結果になったといいます。
さらに、今後値上がりが続いても続けさせたい習い事はあるか尋ねたところ、最も多かったのが「塾・学習塾」(39.8%)となり、「スポーツ系習い事」(21.0%)、「芸術系習い事」(11.6%)と続きました。「費用が上がれば続ける予定はない」と答えた人は20.2%にとどまったそうです。
保護者からは次のようなコメントが寄せられました。
▽「勉学のためには値段のことは言ってられない。少しの値上げならこのご時世仕方ないと思います」(小学5年生の保護者)
▽「多少塾代が上がったとしてもコロナ禍でいつ学級閉鎖などに見舞われることがあるかもしれないので塾は辞めさせられません」(中学2年生の保護者)
最後に、「教育費」を捻出するために対策をとっているか尋ねたところ、55.4%の人が「はい」と回答しました。具体的な対策を聞いたところ、「節約」(52.1%)が最も多く、次いで「副業」(27.1%)、「資産運用」(10.6%)、「再就職」(7.0%)と続きました。