女性のみなさんは、何歳まで働きたいと考えているのでしょうか。全国の女性749人に調査をしたところ、約8割の人が「60歳以上になっても働きたい（一生涯含む）」と回答しました。また、老後の不安については、9割以上の人が「お金に困らないか」と回答したそうです。
株式会社キャリアデザインセンター（東京都港区）が運営する女性の転職に特化した転職サイト『女の転職type』が、2022年11月に同サイト上にて実施した調査です。
まず、「何歳くらいまで働きたいですか」と聞いたところ、「60～65歳」（46.1％）が最多に。次いで、「40～55歳」「一生涯」（いずれも17.4％）、「70～80歳」（14.2％）と続き、一般的な定年である「60歳以上（一生涯を含む）」と回答した人は77.7％もおり、長く働きたいと考える人が多い様子がうかがえました。
続いて、「60歳以上になっても働きたい」と回答した人に「60歳以降は週何日くらい働きたいですか」と聞いたところ、74.1％の人が「3～4日」と回答。
また、「仕事の内容」については、「簡易的な仕事を無理なくやりたい」（29.2％）、「現役時代（今）の経験を活かして別の仕事をしたい」（22.8％）、「現役時代（今）と同じような仕事を続けたい」（19.4％）などに回答が集まりました。
さらに、「ひと月あたりどのくらい稼ぎたいですか」と聞いたところ、「10～19万円」（47.1％）、「20～29万円」（33.5％）といった回答が上位を占め、平均は「17.6万円」となりました。
次に、全回答者に「『お金を稼ぐ』以外で、働く意義、目的は何ですか」と聞いたところ、「社会、人とのつながり」（65.2％）が最多に。次いで、「生きがい、人生の張り合い」（48.2％）、「人の役に立ちたい」「怠惰な生活を送らないため」（いずれも39.8％）が上位に挙げられた一方で、「お金を稼ぐ以外に意義、目的はない」（15.4％）という回答もあったそうです。
また、「仕事を辞めたら、仕事をしていた時間を何に費やす予定ですか」と聞いたところ、「趣味」（76.1％）、「旅行」（64.5％）、「学び」（42.9％）といった回答が上位に並びました。
最後に、「老後の不安」について聞いたところ、「お金に困らないか」（92.0％）がダントツで最多に。次いで、「健康でいられるか」（71.6％）、「孤独にならないか」（43.7％）と続き、「とくに不安はない」と答えた人はわずか1.9％でした。
また、「老後の不安を解消するために、今からしていること」については、「貯金」（55.9％）、「健康的な食事」（37.4％）、「適度な運動」（31.4％）と続き、「とくに何もしていない」と答えた人は13.8％でした。なお、「婚活」と答えた人は7.9％しかおらず、今の時代では、「結婚＝老後不安の解消」とはならない現実が垣間見えたといいます。
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調査を実施した同サイトは「長く安心して働き続けるために大切なのは、やはりスキルを身に付けることだと思います。いざという時に求められる人材であり続けるためには、スキルを身に付けること、スキルが身に付く環境を選ぶことが大事です。仕事選びの際は、残業時間や休みの取りやすさなどだけでなく、ぜひその視点も取り入れていただきたいです」と述べています。
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【出典】
▽女の転職type／いつまで働く？
https://woman-type.jp/academia/discover-career/data/vol-61/
