野良猫が庭で出産
白玉くん(8歳・オス)とごまくん(8歳・オス)は、2014年7月、茨城県に住む佐藤さんの実家の庭で生まれた。野良猫の子で、兄弟ではない。同じ時期にそれぞれの母猫が産んだようだった。母猫は人間を警戒して、いろいろなところに子猫を移動したのだが、近くに大きな道路があって危険だったので佐藤さんが保護したという。
ずっと外で暮らしていた2匹は、家の中に入るのは初めて。部屋に入った瞬間、ふわふわのカーペットの上に行った。
「人間で言う爪先立ちのような歩き方をして、部屋のあちこちを探検していました。30分くらい経つと疲れたのか、ソファに座っている私の膝の上に2匹一緒に登ってきて、喉をゴロゴロ鳴らしました」
動物病院選びに苦心
2014年10月、佐藤さんは結婚したのを機に、実家から白玉くんとごまくんを引き取った。新居に移って一番悩んだのは動物病院選びだった。夜中に具合が悪くなった時に夜間動物病院を探すのにも苦労したそうだ。
「猫のことを第一に考え、動物病院はいろいろなところに通い、猫との相性を第一に考えました。我が家には3匹猫がいますが、それぞれかかりつけ医が違います。そして、万が一に備えて、夜間救急動物病院のある地域に住んでいます。そのためとても安心して過ごしています」
優しい猫に囲まれて
白玉くんはとても優しくて、穏やかな性格だ。怒ったところ見たことがないという。後に凪ちゃんという猫を迎えた時、初日から遊んであげたりグルーミングしたりしてくれた。
「私には4歳の男の子がいるのですが、その子がお風呂に入ると必ずついて来て、ニャーニャー言いながら湯船の中をのぞいています。白玉は水嫌いでシャンプーもできないのですが、心配なのでしょうね」
ごまくんはとても顔が可愛いので佐藤家のアイドルなのだという。ツンデレなところも魅力の一つ。爪研ぎでガリガリするのが大好きだ。
「帰宅するといつも窓辺で待ってくれています。白玉と同じく優しい子で、私が体調が悪くて寝込むと、必ず布団の中に入ってきて温めてくれます。本当に天才です」