１２月１８日より記録的な大雪が降る新潟県。交通機関のストップ、車の立ち往生、除雪作業中の事故が相次ぐなど、多くの人に被害が出ています。
新潟県阿賀野市にある老舗旅館「村杉温泉環翠楼」にて専務取締役を務めながら、フォトグラファーをされているふうたさん（@futaaraki）も、今回の豪雪の凄まじさについてTwitterに投稿しました。
１８日に公開された写真。突然、辺りは一面雪景色になり、木の枝や車にも大量の雪が積もっています。雪は止むことなく、何もかもがすっぽりと雪に包まれました。
さらに雪は降り続き、翌１９日には「腰くらいまで、だいたい７０センチくらい積もっていました」（ふうたさん）とのこと。
また、ふうたさんが同日・１５時ごろに撮った写真では雪はいっそう積もり、ツイートに投稿された写真ではまだ見えていた車のボディが、景色と一体化するようにほとんど確認できなくなってしまっています。
豪雪があった日の前日にあたる１７日には、新潟市内で開催されているクリスマスマーケットの様子についてツイートしていたふうたさん。その時は雪は全く見られず、きらびやかなイルミネーションが飾られ、多くの人でにぎわっていました。わずか一日で、ここまでの変貌を遂げるとは、誰が予想できたでしょうか。
突然の大雪に、ふうたさんは「子供の頃みたいに屋根の上からダイブしたい」とコメントされるなど、喜んでもいた様子。しかし、一方では長時間除雪作業に追われたり、旅館の営業にも影響が出るなど、苦労や心配も多くなってきました。ふうたさんに話を聞きました。
――お住いの地域では例年積雪はあるのでしょうか？ また、例年と比べて雪量は多いですか？
ふうたさん：毎年積雪はありますが、豪雪地帯に比べれば雪はそんなに多くはない地域なので、積もっても４０～５０センチ程度です。昨年は除雪機の出番もほとんどなかった記憶があります。
――旅館の営業に関してはどのような影響が出ていますか？
ふうたさん：雪の影響で来られなくなり宿泊をキャンセルしたお客さんもいます。クリスマス寒波の予報の影響か２６日はほとんどキャンセルになりました。スタッフの中に、通常３０分程度の通勤時間が２時間になった人もいます。また、庭の木もたくさん折れたり、落下した枝で瓦が壊れてしまうなどの被害もありました。道路状況が悪いので周辺のコンビニも商品が何もなかったみたいです。
――それは大変ですね！ツイートでは、歩数計アプリで除雪作業の状況を伝える投稿もされていますが、アプリの画面を見ると、日中はずっと雪かきに追われていた感じでしょうか？
ふうたさん：日曜日にあたる１８日は1時間ほどでしたが、翌日１９日は朝６時から１６時まで、２０日は朝６時から１４時くらいまで除雪をしていました。除雪をしている間もずっと降雪があり、朝きれいにしても昼過ぎにはまた積もっている状態でチェックイン前にまた同じ所を除雪しています。
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旅館のキャンセルが出たり、日中ずっと雪かきに追われたりなど、大変な状況について教えてくれたふうたさん。今後気を付けたいこと、注意すべきと考えていることについておうかがいしたところ、次のように語られました。
「今回の雪は水分を含んで重いので、屋根の雪下ろし判断は早めがいいような気がします。週末にまた寒波が来るようなので、車のガソリンはフルにして、二駆の車（特に自動車）はマジで気を付けてください」
新潟にお住まいの方、また新潟を訪れる予定のある方はご注意ください。
なお、ふうたさんは以前「新潟県の大きさ」についての記事でもご協力いただきました。
■ふうたさんのTwitterはこちら
→https://twitter.com/futaaraki
■村杉温泉環翠楼のホームページはこちら
→https://www.kansuirou.jp/
