「偏差値60以上」の中学校に通う子どもの親に聞いた…中学受験での後悔「遊ばせすぎ?」「勉強させすぎ?」

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子どもの中学受験を保護者として精一杯サポートしたいけど、どうやったらいいんだろうと悩んでいる親御さんも数多くおられると思います。全国の偏差値60以上の中学校に通う子どもをもつ保護者150人に調査をしたところ、中学受験を振り返って、やらなければよかったと後悔していることがある親が7割近くに上り、具体的には「成績や宿題のことで叱ったこと」「遊びや勉強をさせすぎたこと」などを挙げたことが分かったそうです。

イノベーションシステム株式会社が運営する「ひまわり教育研究センター」が、「お子さんの中学受験を振り返って、やらなければよかったと後悔していることについてのアンケート」として2022年8月に実施した調査です。なお、保護者の性別は男性81人、女性69人で、子供の性別は、男子69人、女子81人となっています。

「中学受験を振り返って、やらなければよかったと後悔していることがありますか」という質問をしたところ、「後悔していることがある」と回答したのは101人(67.3%)、「後悔していることはない」と回答したのは49人(32.7%)でした。

これを父親、母親別に見てみると、母親が「後悔していることがある」と回答したのは51人(73.9%)、「後悔していることはない」と回答したのは18人(26.1%)でした。一方、父親が「後悔していることがある」と回答したのは50人(61.7%)、「後悔していることはない」と回答したのは31人(38.3%)だったそうです。

前の質問で、「後悔していることがある」と回答した101人に「後悔していることを3つまで選んでください」という質問をしたところ、「成績のことで叱ったこと」(27.7%)、「遊びをさせすぎたこと」(24.8%)、「勉強をさせすぎたこと」(19.8%)、「低学年のうちにもっと勉強をさせておけばよかったこと」(19.8%)などが上位に挙がったといいます。

これを父親、母親別に見てみると、母親で多かった回答は「成績のことで叱ったこと」(27.5%)、「遊びをさせすぎたこと」(19.6%)、「低学年のうちにもっと勉強をさせておけばよかったこと」(19.6%)でした。一方、父親で多かった回答は、「遊びをさせすぎたこと」(30.0%)、「成績のことで叱ったこと」(28.0%)、「勉強をさせすぎたこと」(28.0%)だったそうです。

また、母親が父親と比べて顕著に多かった回答は、「夜遅くまで塾に通ったこと」(母親11.8%、父親4.0%)、「塾に入れるのが遅すぎたこと」(母親9.8%、父親2.0%)、「塾に入れるのが早すぎたこと」(母親9.8%、父親4.0%)、「夜寝る時間を削ったこと」(母親15.7%、父親8.0%)だった一方で、父親が母親と比較して顕著に多かった回答は、「勉強をさせすぎたこと」(父親28.9%、母親11.8%)、「遊びをさせすぎたこと」(父親30.0%、母親19.6%)という結果になりました。

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