「ちょっと一杯」は何時間? 上司の皆さん、Z世代の時間感覚を知っていますか 

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シチズン時計(東京都)は、全国のZ世代400人を対象に、時間感覚についてアンケートしました。勤め帰りの「ちょっと一杯」を時間に換算すると、最も多かったのは1時間でした。Z世代の上司や先輩の方々、過度に長時間の飲みニケーションは厳禁ですよ!

アンケートは2022年11月1、2日にネットで実施。全国の18歳~26歳(Z世代)の給与所得者400人(男女各200人)が答えました。

「ちょっと一杯」は何時間?

勤め帰りの「ちょっと一杯」は、1時間(35.1%)が最も多く、次いで2時間(15.0%)、1時間30分(14.3%)でした。一方で 1時間未満(5分~50分)という人も3割(32.4%)おり、平均時間は1時間6分でした。2013年に20代~50代を対象に行った同様の調査では、20代の平均時間は1時間33分で、この10年間で30分程度短くなっています。新型コロナウイルス禍に伴い宴席の機会が少なくなったという背景もありますが、Z世代の「ちょっと一杯」は1時間が目安といえそうです。

「十年一昔」と言うけれど

変化のスピードが非常に速いデジタル社会を生きるZ世代。IT業界の技術進化の早さを、犬の成長が人と比べて速いことに例えたドッグイヤーという俗語が1990代後半から用いられ、後にドッグイヤーより輪を掛けて速い、人間の18倍で成長するネズミになぞらえた「マウスイヤー」という表現も登場しました。一方、 四字熟語の「十年一昔」は、世の中の移り変わりが激しく、十年も経つと昔のこととなってしまうという意味です。Z世代の感覚では、何年ぐらい前が「昔」といえるのでしょうか。

従来の意味の10年(34.0%)と5年(29.8%)に票が集中。回答の8割(81.1%)が5年~10年に集まり、平均は6.5年でした。Z世代の感覚は5~6年が経過すると「一昔」のようです。4年以下(半年~4年)の回答が2割(19.1%)だったのは意外かもしれません。

「一服する」は何分?

仕事中の気分転換でよく言う「一服する」。10分(46.3%)が最も多く、次いで5分(25.0%)でした。10 分程度が目安のようです。

ビジネスシーンで使われる言葉も聞いています。「すぐ処理します」の「すぐ」は、5分(37.3%)、10分(22.8%)、30分(18.5%)でした。よく口にする「さくっと(終わらせます)」。「さくっと」には、「軽めに」「テキパキと」などの意味がありますが、調査結果によると、5分(32.3%)、10分(25.0%)、30分(17.3%)の順になりました。

また「ちょっと打ち合わせ」と「じっくり打ち合わせ」を時間にすると、「ちょっと」は30分(31.3%)が最多で、10分(25.5%)、20分(18.5%)の順となった。平均は約27分と、30分以内が目安といえそうです。「じっくり」になると、半数近くが1時間(48.0%)と回答。平均時間は1時間13分でした。 

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