子供の偏食をめぐるエピソードがSNS上で大きな注目を集めている。
「義母が昔は『手作りでバランス良く!』って考えだったんですよ。んでご飯作っても作っても同居する孫があまりにも偏食で全く食べないので『餓死しなきゃそれでいい…』の境地に着地してくれました。いらっしゃいませ…」と件のエピソードを紹介したのはせつんさん(@SetunaMatatabi)。
せつんさんのお子さんは5歳。厚生労働省の実施した「乳幼児栄養調査」(平成27年度)によると、その年頃の子供の3割になにかしらの偏食が見られるという。極度の偏食に向かい合うせつんさんとそのお義母さんが行き着いた「餓死しなきゃそれでいい…」という結論。
せつんさんの投稿に対し、SNSユーザー達からは
「大丈夫!そのくらいの歳の時に少食すぎて病院で栄養失調と言われ母に赤っ恥をかかせた私は今元気に育ってます」
「娘ちゃんの方からしたらお義母さんがその境地にくるまでは毎日嫌いなものが出てくるわけでご飯億劫やったろうし(わたしも元超偏食&少食っ子だったです…)、ン十年その考えできたのを歳をとって180度転換した義母さんもそれはそれで大変だったろうな…」
「私は子供用の食器(プラスチック)の匂いが食事に少しでもついてるのが嫌で食べなかった。赤ちゃんだったから言葉がまだはっきり話せなくて伝わらなくてグズグズ言って悩ませた。子供によって理由は色々あるから、世の中の大人は神経質にならなくていいよ」
など数々の共感の声が寄せられている。
せつんさんにお話をうかがってみた。
ーーお子さまの偏食の状況についてお聞かせください。
せつん:現在は、うどん、韓国海苔おにぎり、具無しバタースパゲティ、決まったメーカーのスナックパン、マクドのポテトを主食に生きております。寿司は何故かいくらのみ好んで食べます。偏食なのに地味にエンゲル係数が高いです。
ーーこれまでのお義母さまのお考え、取り組みについてはどのように感じておられましたか?
せつん:「がんばれー」と思ってましたが、食べてくれると嬉しいな…と淡い期待もありました。
ーーお義母さまが完全に諦めてしまった経緯をお聞かせください。
せつん:義母は「作るところからすればきっと!」と畑にて一緒に作物を作る所までやりましたが一切口にせず心が折れました。
ーーこれまでのコメントや反響へのご感想をお聞かせください
せつん:我が家だけではなく、偏食で育った方が「無事に大人になりました」等のコメントも下さりとても心強く思いました。これからも餓死しなけりゃいいよ!で元気に生きていきたいと思います。
◇ ◇
現在、せつんさんのお子さんには幼稚園でバランス考えた給食が出ており、なんとか頑張って少しずつ食べられるようになってきているので、家ではあえて無理強いしない方針をとっているということだ。偏食を躍起に直そうとして家族でストレスを溜め込むのは愚策。子供の偏食に悩んでいる方はぜひ参考にしていただきたい。
なお、今回の話題を提供してくれたせつんさんはウェブショップ「華月猫〜かづきにゃん〜」で幼稚園児用のレッスンバック、靴入れなどハンドメイドのアイテムを出品中。ポップかつあたたかみあるものばかりなので要チェックだ。
せつんさん関連情報
Twitterアカウント:https://twitter.com/SetunaMatatabi
ウェブショップ「華月猫〜かづきにゃん〜」:https://minne.com/@setsun1228