希望の配属先にならなかったら「転職を考える」学生が5割 4人に3人が「選考・内定時に配属先の部署を知らせてほしい」

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来春に卒業予定の学生のみなさんは、入社後の配属先についてどのように考えているのでしょうか。2023年卒業予定の学生242人、新卒採用を実施する企業700件に、配属先の希望について調査をしたところ、4人に3人の学生が「選考/内定時に配属先の部署を知らせてほしい」と回答しました。また、入社後、配属先が希望以外の部署・職種となった場合、半数以上の学生が「転職を考える」と回答したそうです。

新卒ダイレクトリクルーティングサービス『OfferBox(オファーボックス)』を運営する株式会社i-plug(大阪市淀川区)が、「配属先の希望に関するアンケート」と題して2022年10月にインターネット上で実施した調査です。

まず、「選考/内定時にすでに配属先の部署を知らせてほしいですか」と聞いたところ、75.2%の学生が「知らせてほしい」と回答。なお、2021年に22卒学生218人へ実施した調査結果(72.0%)と比較すると大きな変化はみられなかったそうです。

次に、「入社後、配属先が希望以外の部署・職種となった場合、転職を考えますか」と聞いたところ、「2-3年後に考える」(41.7%)が最も多く、「すぐ考える」(8.7%)と合わせて、50.4%の学生が転職を考えることが判明。これを2021年の調査と比べると、転職を考える学生の数が14.7ptの増加となりました。

また、「希望部署に配属されるために取り組んだこと、取り組む予定のあること」については、「特に何もしていない」(36.4%)が最多となったほか、「人事に希望を伝えた」(33.9%)、「大学でその領域を専攻した」(28.5%)が上位に挙げられました。

2021年の調査と比較すると、「ジョブ型採用を取り入れている企業の選考に進んだ」と回答した学生の割合が、6.4%(22卒)から12.8%(23卒)と倍増していたそうです。

「ジョブ型採用を取り入れている企業の選考に進んだ」と回答した学生が増加している一方で、企業に対して「ジョブ型採用の導入」に関する質問をしたところ、「未定」(39.3%)、「導入しない」(34.0%)が上位を占めたことから、学生にとって就労前から職務内容や期待するミッションを限定して人材を募集する「ジョブ型採用」の需要が高まっている一方で、企業側の「ジョブ型採用」の導入は進んでいない状況がうかがえたといいます。

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