子どもを持つ親300人に聞いた…親目線で意味がある「宿題」は? 3位「復習ノート作り」、2位「ドリルや問題集」

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子どももつ保護者のみなさんは、宿題についてどのような意識を持っているのでしょうか。全国の子どもを持つ保護者の男女300人に調査をしたところ、約7割の人が「学校での日常的な宿題は必要だと思う」と回答しました。また、意味があると感じる宿題は「研究や調べもの」「ドリルや問題集」などに回答が集まったそうです。

株式会社イー・ラーニング研究所(大阪府吹田市)が「2022年:子どもの日常的な宿題に関する調査」と題して、2022年9月に実施した調査です。

同調査によると、67%の人が「学校での日常的な宿題は必要だと思う」と回答。「宿題が必要だと思う理由」については、「日常的な学習習慣の定着につながるから」(122人)、「学習の振り返りや定着に役立つから」(97人)、「自主的な学習は難しいから」(77人)といった回答が上位に並び、日常的な宿題の意義は「自主的な学習習慣」と「学習内容」の両方の定着にあると認識していることがうかがえたそうです。

一方、「宿題は必要だと思わない」と回答した100人にその理由を聞いたところ、「“ただ”こなす学習になっているから」(76人)が最多となり、親の期待通りに宿題が機能していないことを問題視していることがうかがえたといいます。また、「同じレベルの学習は意味がないから」(30人)や「習い事などの、学校以外の学習をしてほしいから」(24人)など、「学校以外の学習」に時間を割きたいと考える親も一定数いることが分かったそうです。

続いて、全回答者に「どういった種類の宿題は意味があると思いますか」と聞いたところ、「研究や調べもの」(135人)が最多となり、「学校での学習に留まらない学び」が得られたり、「自ら考えるきっかけ」になったりと、プラスでの成果が期待できる宿題に意味があると感じる傾向があることが判明。

また、「ドリルや問題集」(125人)や「復習ノート作り」(120人)などにも4割以上の回答が集まったことから、「学びの定着」も重要視されていることがうかがえたといいます。

次に、「宿題にかかる時間はどのくらいが適していると思いますか」と聞いたところ、「30分以上1時間未満」(180人)、「30分未満」(90人)が上位を占めました。

また、「宿題はどこで取り組むのが適していると思いますか」と聞いたところ、「リビング・居間」(230人)がダントツで最多となり、その場での質問対応や、宿題に取り組むフリの防止など、「親の目が届くことで円滑に取り組める環境」が求められていることが分かったそうです。

最後に、「宿題のオンライン化」については、93%の人が「賛成」と回答。賛成する理由としては、「どこでも取り組めるから」(247人)、「何冊も問題集などを持って帰る必要がなくなるから」(156人)、「過去の見直しがしやすいから」(139人)、「間違っている点がすぐにわかるから」(138人)といった回答が上位に並び、デジタルツールならではの、膨大な情報量を端末1つに集約できる点に魅力を感じ、「学習の効率化」に期待が高まっていることがうかがえたといいます。

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【出典】
▽イー・ラーニング研究所調べ

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