「山から足元に転がってきた」元野犬のビフォーアフター写真が話題 「思わずウルウル」「優しい人に出会えて良かったね」

渡辺 晴子 渡辺 晴子

「#元野犬ビフォーアフター展
①山からおじさんの足元に転がって来た時
②おうちに来て2週間くらい
③5ヶ月目くらい
④現在」

元野犬というワンちゃんのビフォーアフター写真がTwitter上で注目を集めました。

投稿したのは、飼い主のおじさん(@billyanduncle)。ワンちゃんは、ビリーくんといいます。推定3歳の男の子です。おじさんが、山から転がってきたビリーくんを保護したとか。今回ビリーくんの成長ぶりを写真で投稿。リプ欄には、幸せそうなビリーくんの姿に感激した人たちからコメントが多数寄せられています。

「ノビノビするのにも程が有る!と言いたくなる位、今は幸せそうで、思わずウルウルしてしまいました」
「おおおぉこんな顔してたら連れて帰ったらなあかん!って思っちゃいますよね。山は一人ぼっちで怖かったであろう」
「優しい人に出会えて良かったね」
「紀州犬みたい。かわいい…。ホントかわいい」
「運命の出会いだったんですね」

多くの人たちの心をわしづかみにしたビリーくんのビフォーアフター写真。ビリーくんの出会いやどんなワンちゃんに成長したのか…おじさんに聞いてみました。

会社の敷地内を歩いていたとき、山から子犬が転がってきた…衝撃の出会い!

――1枚目がビリーくんを保護した当時の写真とのこと。山から転がってきたとか。

「はい。2019年1月14日、そのとき勤めていた会社の敷地内で保護したんです。会社の敷地内を歩いていたとき、山すその土手からガサガサと転がってくるように何かが落ちてきました。初めはイノシシか!?と思いましたが、コロンと足元に転がってきたのは子犬。幼く小さな赤ん坊でした。寒さに強い犬といえども、赤ん坊ですし寒さがきつい山の中では生きていくのは到底無理だと思って自宅に連れて帰ったんです」

――まさにビリーくんとの運命の出会いを果たしたわけですね。また猫ちゃんと写っている2枚目の写真は?

「おうちに来て2週間ほどの写真です。汚れていた体もきれいになって、野犬から家犬になりたてのころ。一緒に写っている猫は元野良猫のピーマン(雄・当時2歳)といいます。ビリーは人間と猫とともに生活するようになりました。猫はビリーを家族と認め、ビリーは猫たちを兄と思い慕うように。認め合う時間はあっという間でした」

――3枚目の写真も別の猫ちゃんと一緒に写っていますね。

「この猫はピーマンの兄弟猫、『なす』です。写真は、ビリーが我が家に来てから半年くらいのときに撮影したもの。このとき、ビリーと私が散歩に出掛けるとなすとピーマンも一緒になってついてきました。私が手放したリードをなすが追い掛けているところ。まるで猫が犬を散歩しているように見えますよね(笑)」

2匹の猫と暮らし、猫好きになった元野犬

――4枚目の写真は、現在のビリーくんの様子。ヘソ天姿でめちゃくちゃ心を許していますね!

「そうですね。私がベッドで休んでいると、鼻を鳴らして布団に入れてと催促してくるのですが、この写真は暑くなって外に出て冷ましている姿です。暑い日などはエアコンか扇風機の前に。寒い日はストーブの前にいます。またビリーは100グラム180円のお肉を食べて、私は1個80円のコロッケをおかずにご飯を食べています…ビリーは我が家のお殿様です(笑)」

――ビリーくんはどんなワンちゃんに成長した?

「同じ犬よりも猫の方が好きで、お散歩中に猫を見掛けるとあいさつに行きます。たいてい逃げられるか怒られるんですが…猫たちを見ると見境ありません。なすとピーマンたちの影響ですね。甘ったれなわがままで臆病な子ですが、犬らしいといえば犬らしい過ごし方をさせてこれたかなと思っています」

――ビリーくんを猫好きにさせたという、なすくんとピーマンくん。今は?

「野良猫だったなすとピーマンたちは我が家で保護猫になり、ビリーが来て約1年後には里親さんの元で仲良く一緒に暮らしています。ビリーは私の子ども同然の存在。母や兄の理解のおかげで一緒に過ごせています」

  ◇   ◇

ビリーとおじさんのTwitterアカウント(@billyanduncle)

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