閉店が決まり大繁盛の喫茶店→店主「毎日1杯のコーヒーを頼んでくれれば」 切ない言葉に「いつかではなく、推しは推せる内に」と反省の声

塩屋 薫 塩屋 薫

「いつもと違って満席の店内『流石に忙しそうですね』『閉店が決まってからたくさん注文されるより毎日コーヒーを1杯飲んでくれるだけで続いていけたんだけどね…』少し悲しそうに答えるオーナー。手元にある日焼けしたコーヒーチケットに視線を落とす。もっと来ればよかった」

行きつけの喫茶店の閉店について、つっきーさん(@psypsytuki)が後悔の気持ちを投稿したエピソードに5万以上の「いいね」がつき、多くの共感の声が寄せられています。

さらにつっきーさんは「正直言うと、何度もお店の前を通ってた。通勤時も休みでどこかに出かける時も。その度に心のどこかで『まぁ、次行けばいっか』という気持ちがあったんです。ほとんどお客さんが入ってない中、どこか寂しそうな表情の店主が客席に座っているのを横目に。後悔の気持ちしかなかった」と投稿。

リプ欄には「ほんそれなー 好きなお店があるなら継続的にお金を落とさないと」
「行きつけのお店だからこそ、どこか甘えの気持ちで、まだ行かなくてもいいやって思ってる内に手遅れになるのって…なんか夫婦関係にも通じるものがあるのかなぁ」
「私は『街育て』と思っていて、ナショナルチェーンに行くくらいなら、地元の愛すべきお店に行くようにしてます」など、個人経営のお店への思いが続々。

「推しは推せる内に」

つっきーさんによれば、こちらは3年ほど前のエピソードで、転勤で地元に戻った際に、商店街で幼少期にあった店舗がほとんど閉店や入れ替えになっている現状を見て、思い出したことを投稿したそう。

――その閉店した喫茶店にはどれくらい通っていたのですか?

通い始めてからは約1年が経過していて、週に2、3回行っていました。足が遠のいてからは2~3ヵ月に1回程度です。

――お店での思い出はありますか?

そこまでお客さまが多くないお店で、静かな環境で勉強や読書ができる穴場的な場所でした。「ケーキセット」がたまらなく美味しく、たまに店主のおじさんが話しかけてくるのが印象的でした。深い関係ではありませんでしたが雑談したり、居心地が良かったですね。

――改めまして、今回の投稿をされた思いとは?

「あのお店のあの味」というのは「誰かの味」でもあると思うのです。自分が好きだった味、思い入れのある味は大切にしてほしい。外食ならお店に貢献する意味でも食べに行ってほしいです。

そして家庭の味は「チェーン店」じゃ出せないもの。1番食べたであろう家庭の味も大切にしてほしい。その2つの想いを綴りました。もちろん飲食店以外にも通ずるお話ですね!いくつかコメントをいただきましたが「推しは推せる内に」という考えです。

――多数のコメントが寄せられていますね。

「コーヒーチケット買ってる時点でその分は払ってる…」という観点のコメントもいただき、たしかに支払いの時点で貢献はしているなと印象的でした。

◇ ◇

毎朝5時55分に「考えるキッカケ」になるツイートをしているつっきーさん。これまでの経験を踏まえて「人は『想い』があってサービスを提供するもの。その気持ちを拾いたい。だから知り合いのフォロワーさんが何かサービスをしていたり はじめたりした時はなるべく利用をさせて頂いてます」との思いも綴っています。

■つっきーさんTwitter https://twitter.com/psypsytuki

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